人気声優・岡本信彦“前代未聞”のアルバム回収騒動にファン激怒!!　鈴村健一とデュエットを望む声も

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『Happiece(豪華盤)(DVD付) CD+DVD』（ランティス）

『バクマン。』新妻エイジ役や『青の祓魔師』奥村燐役、『ハイキュー!!』西谷夕役、『僕のヒーローアカデミア』爆豪勝己役、『チア男子!!』橋本一馬役など、人気アニメに数多く出演する人気声優・岡本信彦の1stフルアルバムアルバム『Happiece』の収録内容に不備があったとし、27日、発売元のランティスが公式サイト上でアルバムの回収を発表。ファンから悲嘆の声が上がっている。

　発売日である10月26日付のオリコンCDアルバムランキングでは、ミュージックビデオを収録したDVD付きの豪華版が7位にランクインしていたこの『Happiece』。ランティスの発表によると、今回の回収は、アルバムの収録楽曲「僕らのカタストロフィ」が、声優・鈴村健一の楽曲「ひとつ」と同作曲家による同楽曲であることが判明したためだという。

　この「ひとつ」は、2014年9月に行われた「Live Tour 2014 “VESSEL”」のために制作された楽曲で、鈴村健一自身が作詞を担当。2015年5月に開催された「満天LIVE 2015」や今年6月の「満天LIVE 2015」でも披露されたが、CD化はされておらず、「Live Tour 2014 “VESSEL”」と「満天LIVE 2015」のDVDやBlu-rayのみに収録されている。

　同楽曲が収録されてしまった経緯について、同社は、「すでに楽曲が存在しているにも関わらず、CD化がされていなかったことが理由で弊社が正式な楽曲登録を行わなかったため、未発表楽曲という扱いで岡本信彦さんのアルバム制作課程の中で同楽曲が提案され収録されたという状況です」と説明。「鈴村健一さん、岡本信彦さんはじめ、作品を楽しみにお待ちいただいておりましたファンの皆様及び関係者の皆様に多大なご迷惑をお掛けする事態となりましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪し、アルバムは1月21日に発売日を変更、すでに購入した人については、正規の商品との交換対応をすると発表した。

　なお、11月に大阪・愛知・東京の3都市で開催が予定されていたアルバム発売記念イベントは、予定通り行われるとのこと。

　2012年にミニアルバム『Palette』でアーティストデビューを果たし、これまで4枚のミニアルバムと2枚のシングルをリリースしてきた岡本。今回の『Happiece』は、彼にとって初のフルアルバムであるだけに、ネット上では、「えええ!!?? こんなことってあるの!?」「せっかくのデビュー10周年で30歳のアニバーサリーでの1stフルアルバムだったのに……」「せっかく作ったアルバムから一曲取り除いて『これが正しい商品です』って絶対おかしい」「ランティス甘すぎ」「2人にとって大事な曲だと思うとこんな騒ぎになってしまってつらい」「鈴さんも歌いづらくなっちゃわないかな……」「お願いだから２人の関係が悪くなりませんように……」「あああああああああ やっぱり納得いかないーーーーー」などと、双方のファンから憤りの声が続出。

　また、「これはプレミア化不可避」「わざわざ交換する人いるのかな？」といった声も。実際にオークションサイトを見てみると、すでに同商品が出品されており、中には、定価の倍以上の金額で落札されているものもある。高値での売買に否定的意見もあるが、ファンの中には“聞きたい”衝動に逆らえなかった人もいるようだ。

　なぜ、今回のような騒動が起きてしまったのか、その詳しい背景は明かされていないが、ランティスの楽曲管理体制に問題があることは確かだろう。「いつかすずとのぶくんの曲が発売される事を祈っています」「いつか岡本信彦と鈴村健一のデュエットで『ひとつのカタストロフィー』待ってるよ」と期待の声も上がっているだけに、“お蔵入り”になることなく、どこかで発表されることを願うばかりだが……。