「ジャンプ」マンガ実写化多すぎ! 「黒歴史を増やすだけ」『銀魂』『斉木楠雄』に続き、『BLEACH』も……

1608_BLEACH_movie.jpg『BLEACH』(集英社)第1巻

“また、「ジャンプ」で実写化”が決まった。22日発売の「週刊少年ジャンプ」(集英社)38号で15年の連載を終える『BLEACH』が、若手人気俳優・福士蒼汰主演で2018年に実写映画化されることが発表された。

 発表によると、実写版『BLEACH』は、福士が主人公・黒崎一護を演じ、監督は『GANTZ』『アイアムアヒーロー』『図書館戦争』といった実写映画作で知られる佐藤信介が務めるとのこと。

 発表と合わせて福士と佐藤、そして原作者・久保帯人のコメントが発表されており、久保は「映画化です。ボンヤリ浮かんでは、なんやかんやで(主にオレのイチャモンにより)立ち消えてた実写映画がついに実現することになりました」と、以前から実写化の企画があったことを明かしている。実写映画については、原作者としてできる限り協力するとしているが、やはり実写化に多少の不安があるのか、「唯一心配なのは一護の髪の色かなー! あの色実写だとヘンだけどどうすんだろなー!」というコメントも残している。

 黒崎一護が「死神代行」となり、虚(ホロウ)を倒していく――というバトルファンタジーモノである『BLEACH』。ファンタジー要素のある作品を日本で実写化するとなると、CGのチープ感だったり、違和感を抱く場合が多いためか、今回の実写化には「BLEACH実写は不可能」「失敗する未来しか見えない」といった否定的な声が目立つ。他実写作と比べると評価の高い『GANTZ』の佐藤信介が監督を務めるということで、「監督さんGANTZの人だし期待してる」「佐藤監督ならそれなりにまとめてくれるだろう」という声もあるが……。

 また、それだけでなく、「ジャンプ漫画の実写化が多すぎ」と、ここ最近続く“実写化”に飽き飽きする声も目立つ。たしかに、今年に入ってから「ジャンプ」作品の実写化発表は目に余る。10月に公開を控える『デスノート Light up the NEW world』をはじめ、ここ最近では『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』の実写映画化も立て続けに発表されたばかり。そもそも、アニメ・マンガの実写化は抵抗感を抱くファンも多いため、「なんでも実写化するのやめて」「黒歴史を増やすだけ」「実写化とか求めてない」という否定的な声も多い。

 ただ、批判の声が集まる一方で、「ジャンプ」の実写映画作は“ヒット作”が結構あったりする。2006年公開の『デスノート』『デスノート the Last name』は2作合わせて約80億円の興行収入を記録。09年に公開された『ROOKIES -卒業-』は、最終興行収入約85.5億円と、その年の邦画・洋画全作品中で興行収入1位を記録する大ヒット。12年と14年に3部作公開された『るろうに剣心』もシリーズ累計興行収入約125億円を突破している。『暗殺教室』も15年に公開された第1作は約27.7億円を、今年3月公開の第2作『暗殺教室~卒業編~』は約34億円といった興行収入を記録しているのだ。

“批判の声が上がるのが常”と言われる実写化だが、上記の作品のようにヒットする作品も存在する。ここ最近続く実写化は、こうした背景も影響しているのかもしれない。『BLEACH』もこれらのヒット作の仲間入りをすることができるのか、はたまた“大コケ映画”となってしまうのか、注目が集まりそうだ。

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