「相撲の人、エロ描ける人だった」 『火ノ丸相撲』レイナの入浴シーンに読者歓喜!! さらに『BLEACH』は「致命的なクイコミっスねェ！」

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――発行部数約260万部（一般社団法人 日本雑誌協会発表）を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」（集英社）。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー！

「週刊少年ジャンプ」公式サイトより。

　2月15日に発売となった「週刊少年ジャンプ」（以下、「ジャンプ」）2016年11号、表紙と巻頭カラーは、今号より連載スタートの『鬼滅の刃』。作者は以前、『肋骨さん』が同誌に読切掲載された吾峠呼世晴（ごとうげ・こよはる）氏だ。

『ゆらぎ荘の幽奈さん』に続き、新連載第2弾として始まった血風剣戟冒険譚『鬼滅の刃』。「第1話 残酷」はタイトルそのままに、主人公・炭治郎が町に炭を売りに行っている間に、母親や兄弟が鬼と思われる何かに殺される残酷な場面から幕を明けた。ひとり、体温が感じられる妹・禰豆子（ねずこ）を救おうと、炭治郎は禰豆子をおぶり医者に診せようと向かう道中、禰豆子が豹変。愛する妹の顔つきが突如変わり、困惑する中、“悪鬼滅殺”と掘られた刀を持つ青年・冨岡義勇が現れ、「俺の仕事は鬼を斬ることだ 勿論お前の妹の首も刎ねる」と妹を殺そうとする。しかし、炭治郎は妹が鬼になったとは信じられず……といったシリアスな物語が展開された。

『鬼滅の刃』は絵もストーリーも、「ジャンプ」の毛色と違うように感じられ、読者からは「『ジャンプ』っぽくないな」「よそのほうが向いてそうだ」「早々に終わりそうだが、もし半年連載が続けば、コアなファンがつきそう」といった声が上がっている。カラーが違うからこそ長続きしてもらいたいところだ。

『鬼滅の刃』以下、掲載順は、カラーページに渚（山田涼介）とカルマ（菅田将暉）のガチバトルなど、実写映画の最新画像がどっさり公開された『暗殺教室』、サンジの動向が気になる『ONE PIECE』、新連載第2回センターカラーでくの一・雨野狭霧の乳首が思いっきり立っている『ゆらぎ荘の幽奈さん』、『ハイキュー!!』……と続く今号の「ジャンプ」の中、読者の注目を集めたのは『火ノ丸相撲』。というのも、なんとエロがあったのだ。

　最新話「第84番 100円玉の修行」は、火ノ丸が元横綱・駿海に修行してもらうことになり……という回。この話の中で、マネージャー・レイナの入浴シーンが5ページにわたり描かれた。まさか男性以外の裸が見られるとは思っていなかった読者からは、「相撲の人、エロ描ける人だった」「わりと上手いし、女の裸、何回も練習しただろ」「そもそも裸を描くマンガだから、女性のほうもいけるんだな」など、作者・川田氏に対し賛辞が送られた。ただ、「1度エロに頼っちゃうと、次も次もってなっちゃうよ」「アンケ上げるために差し込んだでしょ」といった声も。真相のほどはわからないが、これからも忘れた頃に入れてほしい。

　また、掲載順こそ後ろのほうという状態が続いているが、ここのところ、読者の反応がいい『BLEACH』にもエロ要素があった。それは四つんばいになった夜一に、浦原喜助が後方から「致命的なクイコミっスねェ」と言うシーン。しかも、いつの間にか尻に注射までしていた。おまけに、662話のタイトル「GOD OF THUNDER3」まで夜一の尻に刻印。エロさ、強さで、かねてより人気が高い夜一。今号の最後では衣服が脱げているっぽいし、次号はよりセクシーな夜一が拝める可能性が高そう。

　最後に、前号は『ゆらぎ荘の幽奈さん』が始まったことで『バディ・ストライク』が連載を終えたが、『鬼滅の刃』の連載開始による連載終了は見られなかった。ただし、同誌から「ジャンプ＋」に移籍した吹奏楽マンガ『SOUL CATCHER（S）』が、14日更新分で最終回に。同作の完結巻11巻は、小説版第3弾と同日、3月4日に発売するとのことだ。作者・神海英雄氏は『LIGHT WING』でも変わったサッカーマンガを描いていたし、『SOUL CATCHER（S）』も一風変わっていたし、早いところ新作を引っ下げ、「ジャンプ」復帰を果たしてほしい。
（雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社）