エロゲー業界に感謝と恩返しを! milktub結成25周年記念ライブ『milktub 25th Anniversary M25 TOKYO』レポート!

1608_milk02.jpg抱き枕が渋谷CLUB QUATTROを飛び交う!

■パンクサウンドに乗せて抱き枕が宙を舞う!

 中盤に差し掛かると、歌も担当したという点でmilktub初となる美少女ゲームソング「永遠の翼求」(PCゲーム『聖鍵遣いの命題《プロポジション》』主題歌)をはじめ、「LOST CHILD」「Go a head」とシリアスかつハードな楽曲を披露し、音楽的な懐の深さを見せつけてくれる。

 しかし、このままで終わらせてくれないのが彼らだ。固いサイリウムを振り回すのが危険なら、柔らかいものを振り回せばいいということで、抱き枕を一心不乱に振り回すライブイベント「抱き枕奇祭」を毎年開催しているmilktub。続く「甘えん坊将軍~大奥は抱き枕編」では、その様子を再現するかのように、bambooと一番星☆光の姿をプリントした抱き枕が4本もステージ上からフロアに投げ込まれた。ハイスピードなパンクチューンに乗せて、観客の頭上を抱き枕がダイブする様はなかなかに圧巻。異様な熱気が会場を包み込む。

 かと思えば、OVA『バカとテストと召喚獣~祭~』エンディングテーマ「月曜がキライ」では、「Monday! Monday!(揉んで! 揉んで!)」のコールに合わせて無我夢中に何かを揉みしだくモーションを繰り返すbamboo&オーディエンス。まったくもって意味は分からないが、謎の熱狂と一体感に会場は陶酔しているようだった。

■汗と涙まみれ! 感動の佐藤ひろ美ステージ

 ライブも折り返しを迎えるタイミングで、ゲスト・佐藤ひろ美がステージに登場した。bambooとともにエロゲーソング業界を盛り上げてきたビッグネームの出演に、観客席からは大きな声援が上がる。

 株式会社Sの代表取締役社長を務めている佐藤は、後進育成という社長業務に専念するべく今年いっぱいで歌手活動を引退する予定だ。bambooはそのニュースを聞いた時、すぐに佐藤に連絡を取り今回のライブ出演をオファーしたという。新たな人生のスタートラインに立つ盟友を、ライブで応援したいという粋な計らいに応えて、佐藤はこの日のステージに立ったのである。

 長年の交流が培った、まるで夫婦漫才のような軽快なノリでbambooと思い出話に花を咲かせた佐藤は、milktubが作曲を手掛けた初期の人気ナンバー「ラブレター」(PC用ゲーム『グリーングリーン』朽木双葉エンディング)を熱唱! 観客席からも「ひろ美! ひろ美! ラブレター!」とコールが飛びかった。

 そして佐藤とmilktubにとってターニングポイントとなったTVアニメ版『グリーングリーン』主題歌「Guri Gur」では、bambooもコーラスとして参加。夢の共演が実現。最後の楽曲となった「ハローグッバイ」(PC用ゲーム『グリーングリーン3ハローグッバイ』オープニング)では、感極まって涙をぬぐう姿もみせながらも、堂々と歌い上げた佐藤に、観客席からは暖かな拍手がやむことはなかった。

 そんなしんみりムードを振り払うかのように、佐藤と入れ替わりでステージに立ったbambooはひたすら前向きなパンクチューン「未来地図」を熱唱する。観客とともに「フレーフレー! ひろ美!」とエールを送ると、ステージ上に再登場した佐藤は号泣。汗と涙と友情と感動。それらが混然一体となった、エモーショナルなステージが繰り広げられた。

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