bambooがサイキッカーだと判明!? milktub、久々のワンマン「チョコの代わりに俺等で酢昆布交換会しようぜ」レポ

bambooがサイキッカーだと判明!? milktub、久々のワンマンmilktubのbamboo。

 2015年2月15日、バレンタインデーの翌日となったこの日、ロックンロールユニット「milktub」の結成24年目ワンマンVol.01『チョコの代わりに俺等で酢昆布交換会しようぜ』が、東京・恵比寿のLIVE GATE TOKYOで行われた。

「milktub」は、成人向けPCゲームのブランド「OVERDRIVE」の代表でクリエーターのbamboo、ギタリストの一番星☆光による「速くておバカでかっちょいい」をコンセプトにしたユニット。『バカとテストと召喚獣』のエンディングテーマ「バカ・ゴー・ホーム」でもおなじみで、「Animelo Summer Live 2010」に出演したこともある“アニサマアーティスト”だ。

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 ライブは、ブランド「LevoL」のデビュー作『11月のアルカディア』から、楽曲を歌う千歳サラのオープニングアクトからスタート。MCでは「昨日は何があった?」と問いかける千歳に対し、「土曜日!」と答える愉快なファンたち。想定外(?)な返事に「そういう回答でいいんですか?」と念を押す千歳だったが、酢昆布だけではすっぱくなってしまうので、バレンタインプレゼントを終演後に配ると話すと、ファンから喜びの声が上がった。

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 千歳サラのステージが終ると、いよいよmilktubのステージが始まる。会場に響き始めた拍手とコールの中、「いらっしゃいませ〜」とbambooが登場。「Rumbling Life」に始まり、ファンが両手を上げて“揉む”仕草をする「月曜日はキライ」、bambooがインスタント麺のパッケージを掲げて歌う「スキスキ Junk麺」と出だしから飛ばす。

 MCに入ると、「この中に24歳の方、いますか? おっさんね、お前らがお父さんの○○の中にいる時からやってんだな。まさかこんなに長く続くとは思ってませんでしたけど」とmilktub が24年目を迎えたことをファンに感謝するbamboo。24周年とは中途半端な気もするが、これは“20年名乗り続けていたら21年目からはいつ終わってもおかしくないから、毎年周年ライブをしてまず自分たちがやっていることに対する幸せを噛み締める”という先輩バンドの教えだそうだ。そして「この後はしっとりしたバラードと小粋なボサノバしかやらないから」と冗談を飛ばしながら、「Rock’n’Roll Travel」とインディーズ時代のナンバーを披露。続いて「妄想チャージ」を歌うと、再びMCへ。

「今年は『ランティス祭り』【注:ランティスが主催するライブイベント】を海外でやることになって、ラスベガスと香港に行ってきました。ホント、ランティスさんと一緒にやっててよかったなって。いい会社だなぁ、最高やで!」とbamboo。この発言に、会場からは「ランティス、最高!」コールが巻き上がった。

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 そんな中、続くナンバーはbamboo曰く“世界をかっさらった抱き枕芸”を披露する「甘えん坊将軍」。抱き枕を振り回しながら歌うbamboo。と、曲中に、ファンの「先生〜!」という熱い掛け声が巻き起こり、「甘えん坊将軍」でお馴染みの“演歌の「カァー!」という効果音を生でやる人間国宝の鬼瓦先生”が四十九日ということで、その遺影が登場。ただ、このネタはもう今回で終わりらしく、「たぶん、次回のライブから新シリーズが始まると思います」ということらしい。なんでも“メカ鬼瓦先生”になるとか。それはさておき、「『カァー!』とやると、サイキッカーなのでみんな倒れるんですよ」と話すbamboo。すかさずフロアに向かって「カァー!」と念力を送ると、何が起こったのか「あ〜!」と声を上げて倒れるファンたち。どうやら筆者はすごい光景を目の当たりにしてしまったらしい。この日のTwitterには「#milktub」のハッシュタグと共に、この驚きの事実を伝える「bambooさんは超能力者(サイキッカー)」というツイートがあふれた。

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 bambooが超能力者であることが明らかになった後も「気持ちいい応援団」、ファンも合唱をする「俺が記念日」とライブはどんどん盛り上がる。さらに3度目のMCでは、来年にmilktubが25周年、OVERDRIVEが10周年を迎えるため、来年末にはOVERDRIVEフェスをやりたいとbambooが語り、ファンのテンションがますますアップ。その後も「マイ・ウェイト」、「4月から新生活を送る人たちに、milktubからの応援歌です」と言って歌った「未来地図」「鐘ノ音ヘブン」と熱いナンバーが続く。

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 そして、「やっぱ(ワンマン)ライブは楽しいな。イベントに出てもいいけどさ、曲数少ないじゃん。こんなに楽しいライブをたくさんの人と一緒に共有できて本当にうれしいです。ありがとうございました。今年はライブが少ないかもしれないけど、年内に必ずやるので!“メカ先生”も出さないといけないし。って、それが目当てか(笑)」とあらためてファンに感謝を述べるbamboo。年内にまたライブがあると聞き、ファンも「お〜!」と喜びの歓声を上げて応えた。

 こうして会場が熱くなると、ライブもいよいよ終盤へ。「EverGreen」、「Happy Go!!」、「件名:ありがとう」とファンのボルテージが上がる中、bambooが「それでは、みんなの2015年が楽しくなるように祈りたいと思います」とアニメ『有頂天家族』の主題歌「有頂天人生」を歌い上げ、ライブが終了。

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 ほどなくしてアンコールが起こると、再び姿を現したbambooがこれまでの思いを語った。「本当に24年ですか。自分で言うのもなんですけど、よう続けていると思いました。途中、何年かやっているのかわからない時期もあったんですけど、ランティスさんに拾われてでかい会場で歌ったり、海外で歌ったり、いろんな夢が叶ってきました」とbamboo。なんでも、16歳の時からこうした活動をやりたいと思っていたそうで、大学の進路指導でも提出書類に将来の進路を「ロックスター」と書き、怒られたこともあったそうだ。そんなbambooは「でも、ゆるゆると自分たちのペースで活動してきたのも続けられた理由なんじゃないかと。何よりもこんな自分らの音楽を好きと言ってくれるみなさんがいたからだと思います」と、ファンにお礼を述べる“いい話”でMCを締めくくった。

 ラストは『バカとテストと召喚獣』のエンディングテーマ「バカ・ゴー・ホーム」。終始アップテンポのナンバーで熱気にあふれたライブはこの曲で幕を閉じた。……が、終演後の会場に「有頂天人生」が流れると、ファンが一同に歌いだす。milktubは本当にファンから愛されているのだと感じた瞬間だった。
(取材・文/桜井飛鳥)

bambooがサイキッカーだと判明!? milktub、久々のワンマン終演後、ファンにプレゼントを配るbambooと千歳サラ。

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