エロゲー業界に感謝と恩返しを! milktub結成25周年記念ライブ『milktub 25th Anniversary M25 TOKYO』レポート!

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■エロゲー業界へのリスペクトを込めて、ライブはフィニッシュ!

 苦楽を共にした友に送る熱いメッセージを直球パンクサウンドに乗せて歌う「件名:ありがとう」「ダンステリアは終わらない」で佐藤を送り出したmiktub。

「milktubは文化祭のようなもので、これからもこんな感じでやっていくと思う」「ちょっとライブから足が遠のいても、俺らは数年後も変わらずやっているので、嫌なことや辛いことがあったらライブハウスに捨てに来てくれ」

 Bambooが力強く今後の活動について語ると、ライブは終盤戦へと突入。
「Ever Green」では、ステージに向かって紙テープを投げ込むというサプライズ演出で演奏を盛り上げ、「鐘ノ音ヘブン」ではタオルを力いっぱい回して全身で楽曲に乗りまくる観客たち。そして「バカ・ゴー・ホーム」では、「おうちに帰ろう」と力いっぱいシンガロング。この日一番の一体感に包まれながらライブ本編はフィニッシュを迎えた。

 だが、誰一人として帰宅する者などいない。盛大なアンコールに呼ばれて、ステージに舞い戻って来たmilktubは、自分たちを育ててくれたエロゲー業界への「感謝」と「恩返し」の思いとともに、これまでユニットとかかわってきたエロゲーブランド名を歌詞に盛り込んだアンセムソング「ロックンロールエロゲ2016」を熱唱。そして“面白くない世の中を面白くすればいい”と最上級にポジティブなメッセージをポップに歌い上げる「有頂天人生」で、再び観客たちと大合唱。大きな盛り上がりの中でアンコールを終えた。

 一向に熱気冷めやらぬフロアに三度登場したbambooと一番星☆光は、「ふたりだけでできる精一杯を見せたい」ということで、ふたりきりのダブルアンコールを敢行した。bambooは練習中だというアコースティックギターを弾きつつ、アコースティックバージョンの「SMILE ENERGY」を力いっぱい歌い上げる。その横で、一番星☆光がしっかりとエレキギターで支える。milktubというユニットの姿を、もっともシンプルな形で見せてくれたふたりの奏でる音楽は、しっかりとリスナーの心に届いたはずである。

 最初から最後まで、全力投球のステージを見せてくれたmilktub。bambooは、「バンドやユニットは25周年を過ぎると、毎年がチキンレース。いつ終わってもおかしくない」とMCで自嘲気味に語っていたが、バンドの勢いとファンの熱気がある限り、きっと30周年や40周年……いや50周年も夢じゃない! そんな風に思える充実の25周年記念ライブであった。

取材・構成/有田シュン(シティコネクション)

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