『ドラゴンボール超』第50話レビュー!ばってん少女隊が歌う新EDが「合わなさすぎ」と炎上!? でも、本編は面白かった!

1607_db50.jpgTVアニメ『ドラゴンボール超』公式サイトより。

 これまで叩いてきたのに、シリアスな「“未来”トランクス編」が始まった途端、面白い! と手の平をクルーと返して紹介する『ドラゴンボール超』(フジテレビ系)。未来トランクスが必死の思いで現代にやって来たのに、えらくあっさりと悟空ブラックもやって来てしまったところから物語がスタートした、7月3日放送の第50話(「“未来”トランクス編」4話目)もレビューしてみたい。なお視聴率は、前回よりやや上昇の7.0%(ビデオリサーチ調べ)。

 母・ブルマやマイのおかげで何とか現代やってきた未来トランクスを追って、現代へやってきた悟空ブラック。早速、ワクワクしだしてしまった孫悟空とのバトルが始まるのだが、今後の展開につながってきそうな伏線がいろいろあった。

・悟空ブラックは孫悟空どころか、ベジータや破壊神ビルスのことも知っている
・悟空ブラックが現代に来れたのは、彼が装備している時の指輪のおかげ。指輪は界王神しか持っていないもの
・全力ではないっぽいが、現状の悟空ブラックは孫悟空やべジータよりもやや劣る
・何だか心臓の病気を抱えていそう

 まとめてみるとこんなところだろうか。ギニューのような敵も過去にはいたわけだし、どうも孫悟空の体を吸収しているとか乗っ取っているとか、チェンジしているとか、何とかしているっぽい感じ。また片方の耳につけたポタラ(他人と合体できるイヤリング)も気になるところ。

 設定や今後のストーリーを考察するというのは、原作がないオリジナル展開ならではの楽しさだし、タイムワープものだとより物語が複雑になるので考察のしがいもある。ネットではファンが色んな意見を交わしているので、一緒に楽しんでみるのもいいかも。

 ほか、気になる見どころといえば、ピラフ一味の小芝居が相変わらず可愛くて面白かったこともあげたい。千葉繁さん、玄田哲章さんと大ベテランはさすがだ。今後も、ぜひ毎話ごとに無理にでも挿入していただきたいものである。

 あとはなんと言っても、野沢雅子さんの圧巻的一人芝居だろう。これまでも孫悟空一家を一手に演じてきた野沢さんだが、クール系悪役で顔は孫悟空という悟空ブラックもさすがの演技力を見せて(聴かせて?)くれた。延々と野沢VS野沢のバトルが繰り広げられた50話の中盤でも、しっかり演じ分けていたのはすごいし、悟空と同じ顔なのに落ち着いたトーンで敬語で話す悟空ブラックは、実に格好良かった。お体に気をつけつつ、ぜひ今後も頑張っていただきたいものだ。

 悟空ブラックにタイムマシンを壊されてしまったものの、以前セルが乗ってきたタイムマシンを回収していたブルマが持ち出してきて、未来へ行くことはできそう。アニメオリジナル展開ながら、過去『ドラゴンボール』シリーズのストーリーの絡め方が上手だし、さらに未来マイは何とか生きていた……!? という次週がすごく気になるラストの引きも良かった『ドラゴンボール超』。全体的には今回も楽しかったのだが、新しいEDが酷いとファンの非難を集めている。

 吉井和哉が歌うOP主題歌「超絶☆ダイナミック!」は変更ないのだが、クールが変わり、ED曲が「ももいろクローバーZ」「私立恵比寿中学」の姉妹グループにあたる「ばってん少女隊」が歌う「よかよかダンス」になった。

 作詞・作曲を担当したKEYTALKの小野武正氏によると「つらいことがあっても笑って乗り越えようぜ、そんな曲でございます!」とのことなのだが、「くそ過ぎてビックリした」「おおーっとなった直後にEDで落としていくスタイル」「シリアスなトランクス編とアイドルでは合わなさすぎ」と、ネット上の評判は散々だ。

 福岡を拠点にする「ばってん少女隊」だから、歌詞にも博多弁を盛り込んでくるのはしょうがないが、『ドラゴンボール』や鳥山明といえば名古屋弁だろうに、アイドルグループを採用するのならせめてSKE48にできなかったものか……と思ったりもするが、ストーリーが明るくなって、慣れてくればいい曲に聞こえてくるかもしれない、と自分を説得しながら耐え忍びたい。
(文・馬場ゆうすけ)

ボクは、声優。

ボクは、声優。

最近になって、また声に張りが出てきてるような…

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