『ドラゴンボール超』48話 視聴率は8.4%から6.1%と下落も、白熱シリアス展開&マイが可愛くてファンからは大好評

1606_db48.jpgTVアニメ『ドラゴンボール超』公式サイトより。

 シリアスで、やたらとトランクスに対して厳しい“未来”が描かれたことで話題になった『ドラゴンボール超』(以下、『DB超』/フジテレビ系)。視聴率8.4%(ビデオリサーチ調査・関東地区、以下同)と、『DB超』最高の数字を残した「“未来”トランクス編」の一発目となった47話に比べると、19日放送の48話の視聴率は6.1%と数字的には落ちてしまった。

 だが「“未来”トランクス編」突入前に比べればまだ高い数字であるし、「やべえ、超、超おもしろい」「30分が短い」とファンからは好評を博しているようだし、実際面白いのでざっくりと紹介・レビューしてみようと思う。

 新章1話目にして、母と恋人(らしき)のマイまでも殺されてしまった未来トランクス。自分よりも強いブラックに苦戦しつつも、隙を突いてタイムマシンを起動させ、何とか現代へ。穏やかな日常が続く現代では、チビ・トランクスたちが突如現れたタイムマシンと傷つき意識を失った未来トランクスに騒然。だがブルマがビルスの元で修行していたベジータと孫悟空を呼び出し、何とか仙豆を飲み込ませ怪我を治すことができたのだが、ブラックとそっくり悟空の姿に、意識を取り戻した未来トランクスは思わず殴りかかる……。

 相変わらずシリアスな未来トランクス。スリルある展開に、緊張させられながら画面を見つめていたせいか、30分が本当に短く感じられた。『DB超』に限らず、歴代『ドラゴンボール』のTVアニメシリーズは、引き伸ばしが延々と続けられてきたものだが、さすが力の入ったオリジナル展開とあって、ギュッと中身が詰まっていたし、一時期酷かった作画も良い感じであった。さすが、東映アニメーションはやれば出来る子である。今までの酷い作画は、この辺にスケジュールを合わせるためだったのかもしれない。

 なお、47、48話とも脚本を務めたのは冨岡淳広氏。『ポケットモンスター』シリーズや『イナズマイレブン』シリーズ、『バトルスピリッツ』シリーズなど、ご長寿アニメに長く携わってきたベテランだけあってうまくまとまっていたし、チビトランクスやピラフ一味のやり取りも面白かった。

 そう、映画『ドラゴンボールZ 神と神』で出会い、マイが気になっていたらしいチビトランクスであったが、なんとその後、同居していたようなのだ。ピラフの面白すぎる一人芝居も挿入されていたりしたが(というかピラフ一味は千葉繁さん、玄田哲章さん、山田栄子さんと超豪華なので、もっと暴れて欲しい)、可愛いウインク、チビトランクスに手を繋がれて赤面したり小さいマイもべらぼうに可愛い。

「マイたそ~」「チビトランクスとロリマイ良い感じじゃん」「トランクス×マイはなんか微笑ましいな」と、ネット上でも大好評。中身がババアだが、ピラフ一味は投げキスで赤面してしまうぐらい純情なので、ちょうどいいといえるかもしれない。なお、「あああ、トラ×マイはこの頃からだったのか」という声もあるとおり、トランクスとマイは幼馴染(?)という関係になる。未来で2人の絆が強固そうに見えたのも納得である。

 久しぶりに登場したカリン様(仙豆補給係)が懐かしくて可愛らしかったり、ヤジロベーの名古屋弁が楽しかったり、いろいろ見どころはあったが、ストーリーの鍵となるのは未来トランクスの敵であり、悟空の姿で片耳にだけポタラを付けたように見えるブラックだろう。次週の予告を見ると、さくっと簡単に“未来”から現代へやってくるようなので、トランクスや悟空とどんな対面、そしてバトルを演じるのか。

 孫悟空・孫悟飯・孫悟天を演じつつ、また新たに悟空そっくりなのに冷酷な悪役という難役・ブラックをカッチョ良く演じる野沢雅子さん(1936年10月生まれの79歳)。来週以降には悟空VSブラックという熱い1人2役バトルも繰り広げられるだろうから、野沢さんの演技力と元気の良さにひれ伏すばかり。来週も『DB超』を楽しみにしたい。
(文・馬場ゆうすけ)

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