「√Aみたいにならなければ」……実写『東京喰種』金木研役・窪田正孝に期待が集まる一方、ファンの不安要素とは?

1606_tg_kubota.jpg映画『東京喰種トーキョーグール』公式サイトより。

 先日、実写映画化が発表された『東京喰種トーキョーグール』(以下、『東京喰種』/集英社)。発表時、作者の石田スイがTwitter(@sotonami)で「主役を演じるキャスト」のわがままを聞いてもらったとツイートし(参照記事)、そのキャスティングに注目が集まっていたが、24日、若手実力派・窪田正孝が主人公の金木研を演じることが発表され、「演技は期待できそう」と、期待値も上がっているようだ。

「アニメやマンガの実写化といえば、たびたび批判の的にされがち。窪田が昨年出演したドラマ『デスノート』(日本テレビ系)も、発表時大ブーイングが巻き起こりました。ただ、窪田は『デスノート』で夜神月を熱演。特にラストで月が本性をあらわすシーンの演技は多方面で高い評価を受けました。『東京喰種』の金木は半喰種と、人間と人間を喰らう喰種の狭間で感情が揺れるといった描写がありますが、窪田なら上手く演じてくれるだろうといった声援が多いように感じられます」(エンタメライター)

 石田も窪田について「演技の素晴らしさは勿論、『カネキが実際にこの世界にいたらこういう感じ』というキャラのイメージぴったり」と絶賛しており、「自分の作品を踏み台にして、さらに『窪田正孝すごい』という事を知っていただけると、映画化はうまくいったと言ってもいいのではないかな」と語るほど。

 一方、ヒロインの霧嶋董香を演じる清水富美加については、キャラクターと彼女自身のイメージがかけ離れているためか、ネットでは「トーカちゃんのクールなイメージとは違うけど……」という声もあるが、石田曰く「正式にオファーさせて頂いた際に、トーカを演る上で、ひとつこちらから“無理”をお願い」をして、清水自身もそれを受けたという。彼女自身、連続テレビ小説『まれ』(NHK)などで、女優としての評価は高いだけに、董香の演技にも期待したいところだ。

 そんな、現時点では期待値が上がっている実写版『東京喰種』だが、原作者自ら映画制作に協力している様子がうかがえる。

「本作では、石田スイが自ら映画の脚本をチェックし、何度も修正してもらったとツイートするなど、原作者として、かなり前のめりで映画製作に携わっている様子を見せています。原作ファンの不安を取り除くため『自分がやれる事は可能な限りやります』と宣言するほど。このように、マンガ原作者が映画製作に携わる様子は、ヒットした『暗殺教室』でも作者の松井優征が行なっていました」(アニメライター)

 これに「石田先生が携わっているなら安心」「失敗作にはならなそう」と安心する声が上がっているが、その一方で不安の声も浮上しているそう。

「石田ですが、監修を務めたアニメ2期『東京喰種√A』の存在を忘れてはなりません。アニメ1期の評価も決して高いと言えない中、制作された2期は原作に沿いつつも、原作とは別のルートをたどるオリジナルストーリーが展開されたのですが、そのストーリーを評価する声もあれば、『若干失速感も否めない』という声がアニメファンから上がっていましたし、また続編ありきの終わり方には酷評も集まりました。今回の実写映画も石田が脚本を見ているということで、『√Aみたいにならなければいいのでは』『続編を匂わす終わり方はやめて』といった声が上がっています」(アニメライター)

 石田の懸命な努力はどう今後評価されていくのだろうか……。実写『東京喰種』は、来夏公開予定だが、その評価は注目を集めそうだ。

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