『弱虫ペダル』実写ドラマ、舞台キャスト大量起用でファン歓喜! 一方で「舞台のクオリティ保てる?」と不安の声も……

1605_yowapeda0610.jpgドラマ『弱虫ペダル』公式サイトより。

 先日紹介した、渡辺航の大人気マンガ『弱虫ペダル』(秋田書店)の実写ドラマ化(参考記事)。9日、注目の出演キャストが公式サイトにて発表された。

 今回発表されたのは、20人の出演陣。主人公・小野田坂道を演じるのは、舞台『弱虫ペダル』(以下、ペダステ)シリーズの7作目『弱虫ペダル IRREGULAR~2つの頂上~』から2作にわたり出演し、同じ役を務めた小越勇輝。そして、小野田と同じ総北高校(以下、総北)の同級生でチームメイトの今泉俊輔は、ミュージカル『テニスの王子様』(以下、テニミュ)の海堂薫やハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』の影山飛雄役を演じた木村達成、鳴子章吉には『ダイヤのA』で小湊春一役を演じた深澤大河に決定した。

 同じく総北の杉元照文役は平井浩基、ライバル校・箱根学園の泉田塔一郎役には青木空夢が新たに起用された。また、舞台版には登場しなかった総北高校自転車競技部の紅一点、マネージャーの寒咲幹役は、桜井美南が演じる。

 その他、金城真護役・郷本直也、田所迅役・友常勇気、手嶋純太役・鯨井康介、福富寿一役・滝川英治、荒北靖友役・鈴木拡樹、東堂尽八役・北村諒、新開隼人役・宮崎秋人、真波山岳役・植田圭輔、御堂筋翔役・村田充らは『ペダステ』シリーズから続投。ファンにとってはお馴染みの顔ぶれが揃った。

 実写化発表時には否定的なコメントが目立っていたが、舞台キャストが多数出演するだけに、ネット上では「ほぼ同じキャストで一安心」「スカパーってどうやって契約すればいいの!?」と、一転して期待が高まっている様子。また、初演で巻島裕介役として出演以降、同シリーズには出演のなかった馬場良馬が、舞台と同じ役で帰ってくるというだけあって、「もう一回馬場巻ちゃんがみれるのね!!」「ばばりょ巻ちゃん復活うれしい( ̄▽ ̄)」と、喜びの声も上がっているようだ。

 一方で、12年の『ペダステ』初演からから鳴子章吉を演じてきた鳥越裕貴や、これまで6作出演してきた今泉俊輔役の太田基裕、泉田塔一郎役の河原田巧也が出演しないことには、「舞台キャスト使うなら全員使って欲しかったな」と嘆く声や、「ペダステ卒業しちゃうのかな……」と、『ペダステ』シリーズからの卒業を危惧する声も……。

 なお、同ドラマでは、現在エキストラを募集しているとのこと。募集サイトをみると、6月11・13・15・18日の計4日間で人員を募集している。15日には「主要キャスト勢ぞろい!!貴重なシーンに皆さんも総北の制服を着て出演しませんか?? 男性急募!!」と、上記キャストとの共演を匂わせる煽り文句とともに、参加条件などの詳細が記されている。

 これには、「めっちゃ行きたいwww」「ペダル世界のモブになれる可能性が微レ存ってことやべーな」と、憧れのキャラクターや俳優との共演に興味を示すファンも多数いるようだが、一方で、「予算無いのかなぁ……」「舞台よりクオリティ下がないよね?」と不安をこぼすファンもいる。

「過去に『テニスの王子様』の実写化映画があり、『テニミュ』からの出演者も多く、期待もされていました。でも実際は、舞台版とビジュアルが違っていたり、原作の設定を無視したオリジナル要素が多くて、映画を見たファンの評価は酷評ばかりでした。今では黒歴史化されています。今回の実写ドラマも、舞台キャストの出演は嬉しいですが、作品自体の“クオリティ”がどうなるか、まだ不安要素はなくなりません……」(2.5次元舞台ファン)

 ファンの期待も高まっているだけに、この『弱虫ペダル』実写ドラマも“黒歴史”とならないといいのだが……。続報を待ちたい。

『弱虫ペダル』実写ドラマ、舞台キャスト大量起用でファン歓喜! 一方で「舞台のクオリティ保てる?」と不安の声も……のページです。おたぽるは、マンガ&ラノベ出版業界事情その他演劇の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!