『ズートピア』『名探偵コナン』『ガルパン』とリピーターを抱える作品が絶好調!! 「10回目の純黒です!!」10週連続トップ10入りまであと1週!? 【週末映画興行成績】

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劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢（ナイトメア）』公式サイトより。

　6月11日～6月12日分の週末映画興行成績（興行通信社）が発表されたので、今週もオタク目線でお届け。

　今週は『64 ロクヨン 後編』が初登場で1位。先月公開され、今回も6位となった『64 ロクヨン 前編』との前後編同時ランクインを果たした。『64（ロクヨン）』（文藝春秋）は、『半落ち』（講談社）や『クライマーズ・ハイ』（文藝春秋）で知られるベストセラー作家・横山秀夫による警察小説。佐藤浩市や椎名桔平、綾野剛、窪田正孝など豪華キャストで実写映画化され、原作とは異なるラストが話題となっている。『64 ロクヨン 後編』は、土日で動員28万2,693人、興収約3億5,400万円を記録。現時点で後編の最終興収は20億円が見込まれており、前編が興収16億を突破していることから、前後編合わせて35億円以上のヒットが期待されている。

　2位には、前回から引き続き『ズートピア』がランクイン。上映開始からすでに1カ月が経過し、ついに首位陥落となったが、勢いは持続中で興収は65億円を突破。「森川さんのニックが聞きたくてズートピア何回も観に行っちゃう!!」「ニックとジュディの関係に憧れる!!疲れた時の癒しです！」「何回でも見たい！何回でも飽きない!!」とリピーターも続出していることから、最終興収がどこまで伸びるのか注目だ。

　先週初登場1位を飾った有川浩原作の『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』は3位に後退。しかし、土日で動員は20万1,566人、興収約2億5,581万円をあげ、累計興収はまもなく9億円と、初登場時に見込まれていた最終興収20憶円見込みに着実に近づいている。先週初登場で1位、2位と僅差の大健闘を果たした『デッドプール』は今週は4位とランキングは落としたが、累計興収は12億円突破と引き続き好調だ。

　5位には山崎賢人主演の『オオカミ少女と黒王子』、6位は前述の『64 ロクヨン 前編』、 7位には同名の漫画を原作とする『高台家の人々』、そして初登場8位にはジョディ・フォスターの監督作品4作目の『マネーモンスター』がランクイン。ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツが『オーシャンズ12』以来11年ぶりに共演を果たした話題作は、6月10日より全国182スクリーンで公開され、週末2日間で動員4万5,728人、興収約5,989万円でのスタートとなった。

　9位に川村元気による同名ベストセラーを原作とし、主演を佐藤健が演じる『世界から猫が消えたなら』、10位には今週でなんと9週連続TOP10入りとなった『名探偵コナン 純黒の悪夢（ナイトメア）』。「10回目の純黒です!!」「キュラソーさんかっこいいし安室君可愛すぎて何回でも観に行っちゃう！」「休みのたびに親子と大きなお姉さんたちと映画館にいる」とリピーターを続々と取り込み中の名探偵コナン。『ズートピア』『名探偵コナン 純黒の悪夢（ナイトメア）』のように長期間ランクインしている作品はリピーターの影響が大きそうだ。

　そして、公開祝30週目とおそらくほとんどの観客がリピーターだと予想される『ガールズ＆パンツァー 劇場版』（以下『ガルパン』）情報を今週もお届け。先週ついに累計興収が22億円を超えた『ガルパン』。Blu-ray&DVDも好評発売中だが、まだまだ映画館でも『ガルパン』を楽しんでもらうために、極上爆音、略して“極爆”上映で話題となった立川シネマシティがセンシャラウンドファイナルエクストラを5.1chから6.1chへとバージョンアップ。6月18日からは、後方だけでなく左右壁面からも音が聞こえてくるため、より臨場感を体感しやすい仕様となった。「誰がここまでやれと言ったｗ」「立川シネマシティのガルパンへの愛がすごい」「行くしかない」と、映画館でしか味わえない『ガルパン』体験のために、上映期間中は映画館に通う日々が続きそうだ。