オタクに住みよい街・蒲田に新たなムーブメント「蒲田・コスプレこれくしょん2016」が参加者絶賛募集中

1603_kamakore.jpg「蒲田・コスプレこれくしょん2016」

 昨年はコスプレ発祥の地を宣言し、オタクの街として盛り上がりを見せている東京都大田区。そもそも、町工場が建ち並んでいるとか、中心街の蒲田はちょっと危険な街というイメージも過去のものになろうとしている。

 とりわけ、最近では羽田空港に近いという利便性を生かして外国人観光客の滞在地としてのアピールにも熱心だ。昨年には全国に先駆けて民泊条例を可決。玄関口の一つである京急蒲田駅前は、再開発でガラリと変貌を遂げた。駅前にはタワーマンションまで出現し、もう蒲田じゃないみたい……。

 なにせ、かつては治安の悪い街のイメージがあったのだが、もはや蒲田には暗黒面などほぼ消滅しているのだから。さらにいえば、秋葉原にも電車の乗り換えなしで行ける便利な街という、優れた面もあるのだ。すなわち、蒲田はオタクにとっても住みやすい街のベストに入る土地なのである。

 そんな蒲田で、また新たなイベントが企画されている。4月17日に開催される「蒲田・コスプレこれくしょん2016」が、それだ。このイベントは毎年、JR蒲田駅周辺の商店街で実施されている「蒲田行進曲フェスタ」の中で開催されるコスプレコンテストだ。「~蒲これはいいぞ~」という妙なキャッチコピーと共に、参加者の募集が行われている。

 審査員には、最近は『艦これ』を始めて話題になっている漫画原作者・小池一夫氏らも登場する予定だ。

 大田区で次々と企画されているイベントの特徴は、オタクを街の風景に溶け込ませようとしていること。昨年開催された「おた☆かま」では、コスプレイベントに併せて商店街のフリーマーケットも開催。さらには、同人誌即売会も紛れ込む、よい意味でのカオスがつくられた。

 もともと、オタクの多そうな大学や専門学校、ユザワヤのような店舗の建ち並ぶ大田区だが、オタク=大田区というイメージをさらに売りだそうとしているのだ。

 今回の企画にも携わるオタク区議の、おぎの稔氏(相変わらず嫁艦は北上様)は語る。

「蒲田はユザワヤさんもあることから、昔からコスプレイヤーさんが衣装制作のために訪れていた街です。また、大田区産業プラザPIOでは、多くの即売会やイベントが行われています。大田区には大学や専門学校のみならず、多くのオタクショップもあるんです。こうしたバックグラウンドもあるのだから、しっかりと地域とつながりながら、さまざまなサブカル、オタク文化の催しを開催していくことも必要だと思っています」

「蒲田・コスプレこれくしょん2016」は、現在参加者を絶賛募集中だという。新たなオタクの聖地になりつつある蒲田で輝いてみるのもいいんじゃないかと思う。

 なお、これに先立ち筆者の著書、文庫版『これでいいのか東京都大田区』(マイクロマガジン社)も発売になるので、こちらも大田区散策のために是非!
(文=ルポライター/昼間たかし http://t-hiruma.jp/

蒲これ・2016公式サイト
http://kamatacosplay.hatenablog.com/

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