「朝も夕方もアニメが消えてくなぁ」テレ朝の伝統的なアニメ枠廃止で悲しみの声、しかし『ワールドトリガー』は終わって正解!?

1603_tereasaanime.jpgアニメ『ワールドトリガー』公式サイトより。

 テレビ朝日が2000年から関東ローカルで、11年からは全国ネットでアニメを放送してきた日曜午前6:30~7:00の枠が、4月からは生放送スポーツ番組『スポーツサンデー』に変わることが発表された。約16年続いたアニメ枠の消滅に、「朝も夕方もアニメがどんどん消えてくなぁ」「これは寂しい」という悲しみの声や、「アニメ見るにはちょっと早過ぎるもんな」「朝6時半から起きなきゃいけないのは正直ツライもん」と、この決定を仕方ないと受け止める声が上がった。

 現在この枠では、マンガ『ワールドトリガー』(作:葦原大介/集英社)のアニメが放送されているが、原作のほうはまだ完結していない。このことから、アニメは話の途中で打ち切られてしまうのではと、「打ち切りとなると最後の戦いで主人公が全く役に立たずで、いの一番に退場という前代未聞な事になるな」「あーあ、好きだったのに」「嘘だろおおお!」とファンは悲しみに暮れている。しかし、15年の10月からは、アニメが原作に追いつき、オリジナルストーリーが展開されていた状態だったため「無理やり続けるよりいいか」「アニオリ突入してからのつまらなさは異常」「原作のストック溜まってないからね」「漫画も大して面白くないからね」と、打ち切りに賛同の声も数多く上がっている。

『ワールドトリガー』の終了はともかく、長年アニメが放送されていた枠が一つ廃止されてしまうのは、子どもはもちろん大人にとっても悲しいことであるようだ。この枠ではかつて『美少女戦士セーラームーン』シリーズが再放送されたり、『祝!(ハピ☆ラキ)ビックリマン』『はたらキッズ マイハム組』『デジモンクロスウォーズ』『聖闘士星矢Ω』など数多くのアニメが放送されていて、子どものアニメ慣れに多大な貢献をしてきていた。

 アニメを見るために、がんばって早起きをしていたという人も多くいて「私の子どものころの思い出がー……」「小学生の時アニメ好きすぎて、休みの日は6時ごろ1番に起きてテレ東とテレ朝の子ども番組網羅してたわ」「子どものころのゴルフとマラソンの特番をどんなに憎んだことか……!」と昔を懐かしむ大人もいる。

 近年はこの枠に限ったことじゃなく、こうしてアニメが追いやられてしまったパターンが多く存在する。つい最近では日本テレビ系で金曜日の16:20から放送していた『アンパンマン』が金曜の午前10:55という、チビっ子たちも幼稚園や保育園にいるであろう時間帯(地域による)に移動したり、同じく日本テレビ系から深夜アニメ枠が減少して1つになってしまったり、すこし前になるがこれまた日本テレビ系で月曜19:00と19:30から放送されていたアニメ枠が、2009年を最後に約15年の歴史に幕を下ろしている。

 これからのアニメ枠はいったいどのように変化していくのだろうか。またもう一度キー局で、ゴールデンタイムにアニメが放送される時代はくるのだろうか。一方で、フジテレビとTBSがアニメ枠を新設し、両社ともに子ども楽しめる枠を作ろうと意気込んでいたりもするので、テレビ局の動向に注目していきたい。

「朝も夕方もアニメが消えてくなぁ」テレ朝の伝統的なアニメ枠廃止で悲しみの声、しかし『ワールドトリガー』は終わって正解!?のページです。おたぽるは、アニメ話題・騒動の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!