放送開始20周年＆舞台となった「2015年」、『新世紀エヴァンゲリオン』は何を残したのか!?

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『エヴァンゲリオン』公式サイトより。

　2015年、それは『新世紀エヴァンゲリオン』（以下、『エヴァ』）作中の舞台となった年。その最後を飾るかのごとく、大晦日の正午よりニコニコ生放送で、TVアニメ全26話一挙放送されることが決定した。ところが、本来であれば「マジか!?」となるはずだが、まるでファンが沸く様子はない。やはり、記念イヤーでありながら、進展がなかったことにうんざりしているのかもしれない。

　舞台となる年であると同時に、TVアニメの放送からジャスト20年を迎えた『エヴァ』。12年に公開された『新劇場版：Q』に続く『シン・エヴァンゲリオン』は公開どころか、いまだに公開日すら決まっていない。一方、『エヴァ』の庵野秀明氏が脚本／総監督を務める『シン・ゴジラ』は、特報映像が解禁され、来年7月公開に向け順調のように感じられる。では、今年の『エヴァ』には、何が見られただろうか。各月で起こったことを、大まかに紹介しよう。

　1月――世界のモードシーンを牽引する、ヨウジヤマモトの新ブランド「Ground Y」のコラボレーション（以下、コラボ）シリーズ発売開始。“リアル”を全身で超体感できる「エヴァンゲリオン・ザ・リアル 4D」が、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて期間限定で登場。1億円を集め、“ロンギヌスの槍”を月に刺すプロジェクト始動（目標金額達成率54％で、プロジェクト失敗）。日本刀の技術で作られた“ロンギヌスの槍”をはじめ、『エヴァ』にインスピレーションを受けたオリジナルの刀剣類が展示される「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」、愛媛県美術館で開催（その後各地で展開）。

　2月――サンリオがプロデュースした「EVANGELION micro macro」のLINEスタンプ登場。アプリ『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』（コロプラ）とコラボ。パチンコ「CR ヱヴァンゲリヲン9」（Bisty）、スマートフォンアプリ化。

　3月――期間限定ショップ「エヴァンゲリオン：新宿伊勢丹版」開催。街コンとのコラボ「エヴァコン」開催（4月にも3回開催）。

　4月――『エヴァ』同様20周年を迎えた「野菜生活100」（カゴメ）とのコラボ「『野菜の壁』破壊プロジェクト」始動。インターネットカフェ・自遊空間とのコラボ「1stインパクト エヴァ自空、始動! フードメニュー補完計画」開始（～5月31日）。「エヴァンゲリオン レーシング」鈴鹿8時間耐久ロードレースへの参戦を発表＆個人スポンサーをクラウドファンディングサイト「Shooting Star」で募集開始（こちらは目標金額達成）。ゲーム『モンスターストライク』（XFLAG）とコラボ。

　5月――電子書籍版原画集『E-SAKUGA ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Q ＃1』発売。ネルフ本部を忠実に再現した本格派アウトドア用テント「寝るふ本部」（タカラトミー）発売。第3新東京市を巡るバスツアー「エヴァ箱根女子旅」催行。日立マクセル製「モバイルバッテリー エヴァンゲリオン モデル」発売。

　6月――渋谷系レディースファッションブランド・AZUL by moussyとEVRISからアイテム登場。DHC特製オリジナルグッズが当たるキャンペーン「人類スタイルアップ計画」始動（～8月5日）。

 
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