故・白川澄子さん『サザエさん』“最後の中島くん”放送回で、またフジテレビが炎上している件「追悼テロップは…?」

1512_nakajimakun.jpg『サザエさん』オフィシャルサイトより。

 11月25日、くも膜下出血のため、この世を去った声優・白川澄子さん。故人にとって最後の中島くん役となったTVアニメ『サザエさん』(フジテレビ系)が、29日に放送された。ネット上やTwitter上には、「もう聞けないのか」「いつも失って、初めて気づかされる」といった、白川さんを偲ぶ声が溢れる同時に、フジテレビに対する批判的な声も目立った。

 多くのアニメに出演してきた白川さんだが、代表作といえば、やはり『ドラえもん』(テレビ朝日系)の出来杉くんと、『サザエさん』の中島くん。特に後者は磯野カツオのマブダチで登場機会も多く、世代を超え愛されてきた。

 惜しくも白川さん、最後の中島くん役となってしまった、29日放送の『サザエさん』。放送前から、中島くんがどんなセリフを言うか、ファンからは予想すら始まっていた。「磯野、野球やろうぜ」という定番ゼリフを予想する人もいれば、「磯野、また明日な」「磯野バイバイ、またな」など、別れを連想させるセリフも見られる中、3話構成の真ん中にあたる「ワカメ放送局」に中島くんが登場。風邪を引き、学校を休んだワカメがラジオを聴いたことをきっかけに、ラジオのDJを目指すという回だった。

 急にラジオDJになりきり、調子に乗っているワカメにうんざりしたカツオは、学校で花沢さんと中島くんにそのことを告白。すると、中島くんは「ワカメちゃんがDJを?」と驚き、「トイレも?」と返した。以降、登場することはなく、一連のセリフが白川の最後に……。それが相応しいかどうかは別として、視聴者からは「中島ぁぁぁ!」「中島ロス」「今までありがとう!」「忘れないぞ」「またな」「最後のセリフは短いものでしたが、全然衰えを感じさせるものではありませんでした」など、悲しみの声が上がった。

 しかし、放送時に白川さんについてまるで触れなかったことに対し、「番組は淡々といつもの通り終わったね。番組中テロップが出ないのはなぜ?遺憾です」「フジテレビはなんで、お悔やみのテロップのひとつも入れないんだ?」「おい、ふつう一言あるだろ!」といった、怒りの声も見られる。

「この間の『ドラえもん』はちゃんとテロップ入ってたよ」「元出演の『ドラえもん』ですら出ていたのに。冷たい気がします」という声のとおり、27日放送の『ドラえもん』(テレビ朝日系)で、「2005年まで26年にわたり、テレビアニメ『ドラえもん』のキャラクター“出木杉くん”の声優を務めていただいた白川澄子さんがお亡くなりになりました。多くの子どもたちに、夢を届けていただいた、白川さんのご冥福を心からお祈りいたします」とのテロップが流れたことも、フジテレビの配慮を批判する要因となったのかもしれない。

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