【シリーズ「ももクロと、おやじノフたちの現在地」case.03】

「大キライだけど大好き!『ももクロ』がいる限り、死ぬまで“堂々モノノフ宣言!”」マコトスさん(48)の場合

――アイドルにハマったことに対して、バカにするような人はいませんでした?

マコトス たぶん職場にはいるだろうけど、そういう人は何も言わないですよ。黙ってる。

――それだけのめり込めるももクロと、他のアイドルとの違いは?

マコトス 今でも他のアイドルは、いまだにまったく興味ないし、アイドルっていう存在も否定してる。でも、ももクロは明らかに違う。好きになれば別れというのは必ずやってくるじゃないですか。それに対する不安はあったんです。いつか解散してしまうんじゃないか。Xデーはいつだって。

 その頃、現役や他界した人たちの間でささやかれていたのが、そのXデーは国立に設定されてるんじゃないかってこと。でも、その国立で、夏菜子とれにの「一生ももクロを続ける」って言葉を聞いて「あ、これはアイドルとは違う」って確信したんです。

――マコトスさんは杏果推しですけど、最初から杏果ですか?(この時、となりのテーブル席にカップルが座り、男性がチラチラとこちらのことを気にしている様子)

マコトス いや、最初は箱です。アイドルは嫌いだったから。そのあと、ヘッドバンキングみたいなダンスを一生懸命やってるれにちゃんが好きになって、そのあと夏菜子にハマった。

 なんでかっていうと、11年にあかりんがやめて、「もう泣かない」と決めて一生懸命頑張ったけど、結局、紅白を逃してしまって、ももクリで涙がこぼれた。頑張ってるのは見てればわかるので、その過程がイイなって。夏菜子は今でもいいなって思いますよ。

 杏果は0歳から芸能活動やってるっていう歴史やストーリーがあって、人生の起伏が見れる。それに、一貫して言ってることにブレがない。常に謙虚だし芯がしっかりしてるところがいいです。人間として好きですよ。

――そこまでハマった時、40代半ばという自分の年齢的に、これでいいのかなって悩まなかった?(隣席の男性が、パソコンをいじるフリをしてこっちをすっごい見てる。マコトスさんも気にしている)

マコトス そりゃありましたよ、世間体もあるし。当時PTA会長もやってましたからね(笑)。まあ、ガマンしてたんですよ。それで、カミングアウトした時に吹っ切れた。あの時、家族が受け入れてくれなかったら今はないね。「気持ち悪い」とか言わずに、「あ、いいじゃん。ワタシも行きたい」って言ってくれたから。あそこで引かれてたら地下活動でしょうね(笑)。

――推しごとはどこまでやるつもり?

マコトス 自分の金が続くまで。この間もロス公演があったじゃないですか。行きたいとは思うけど、無理してまで全通しようとはね。人や仕事に迷惑がかからないように。

――最近1年間の推しごと代っていくらくらいかかってますか?(ライブ直前のため、この頃から互いのスマホに仲間からのメールやツイッターの着信音が連続し始め、2人とも落ち着きがなくなってくる)

マコトス ライブは年10回くらい行ってるから、遠征費含めると1回平均5万円として50万? ブルーレイも10枚くらい買ってるから10万くらい? グッズはもうあまり買わないです、余っちゃって(笑)。最後に買ったのは国立じゃないかな。毎回同じカッコして行きたいんですよ。そうすると、あんなにバカみたにたくさん観客がいるのに、(メンバーが)覚えててくれるんですよ。それがわかったのが、どんたくの2日目だった。その前の、『幕が上がる』の舞台挨拶の時、最前列が当たって杏果とちょっと会話できたんだけど、どんたくの2日目にまた最前列で、杏果が覚えててくれたみたいで、オレを指差したんだよね。うれしいとかそういうことじゃなくて、覚えていてくれるなら同じカッコしようかなって。接触したいとかそういう気持ちは全くない。逆に、ある程度の距離は保っていたい。

●夏ライブを見るために毎日ダイエット&ジョギング10キロ!!

――充実したモノノフライフを送ってるようですけど、ノフになって生活は変わりました?(コンタクトを入れたり、マフラータオルを巻いたりと準備をし始めるマコトスさん)

マコトス 年齢的に体力は下降気味なんで、ライブ前になると身体作るため、1カ月とか期間決めて毎日10キロ走るようにしてます。

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