人間が不安や孤独を感じるのはなぜ? ももクロが永遠の命題に体当たりで挑む! 『幕が上がる』特典ディスクレビュー

makugaagaru081101.jpg

 人間はどんなに理解しあおうと努めても、分かりあうことはできず、ずっと孤独なままなのか。目標に向かって全力で突き進んでいても、どうしようもなく不安感や苛立ちを覚えてしまうのはなぜなのか。誰もが青春期に出くわす永遠の命題だろう。いつの間にかそんなことに悩んでいたことさえ忘れて、年齢だけを重ねた大人になってしまうわけだが、忘れかけていたその命題に久しぶりに出会う機会があった。ももいろクローバーZが主演したことで話題を呼んだ青春映画『幕が上がる』のテーマがまさにその命題そのものだった。しかも、多くの人が答えを見つけられずにいたその命題に、ももクロの5人はきっちりと回答してくれたのだ。

 『幕が上がる』の舞台となるのは、静岡県にある「富士ヶ丘高校」。ごくフツーの県立高校だ。いつも地区大会で敗退していた弱小演劇部の新部長に、負けず嫌いな性格の高橋さおり(百田夏菜子)が選ばれたところから物語はスタートする。お姫さまキャラのユッコ(玉井詩織)、いつもハイテンションなガルル(高城れに)、学年はひとつ下だけどしっかり者の明美ちゃん(佐々木彩夏)と演劇部には個性派がそろっていたが、どう頑張れば万年予選敗退の悪循環から脱出できるのか分からない。輝きたいのに輝き方が分からない。「もう部長、やめる」とさおりが言い出そうとした瞬間、新任の美術教師・吉岡先生(黒木華)が各部員が自作自演するひとり芝居「肖像画」をやってみてはどうかとアドバイスする。吉岡先生は大学時代に“学生演劇の女王”と呼ばれた存在だった。同級生や家族を呼んで学校の教室で上演した「肖像画」は大成功。母子家庭で育ったガルルがいつも元気な秘密、ユッコがお姫さまキャラになったきっかけなど、親友たちの意外な一面もさおりは知ることができた。吉岡先生の猛特訓が始まり、さらに演劇強豪校からの転校生・中西さん(有安杏果)も加入し、富士ヶ丘高校演劇部は地区大会突破に向けて全力疾走する。

人間が不安や孤独を感じるのはなぜ? ももクロが永遠の命題に体当たりで挑む! 『幕が上がる』特典ディスクレビューのページです。おたぽるは、アイドルアイドル&声優演劇の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!