数多のアニソンで知られる歌手・玉置成実に再評価の兆し!? 手塚治虫原作ミュージカルを好演

 A.B.C-Z・河合郁人と五関晃一、三田佳子のトリプル主演となるミュージカル「ファウスト~最後の聖戦~」公開ゲネプロが10日、開催された。ヒロインのマルガレーテ王女役を歌手・玉置成実が務め、好演を見せているという。

 本作は、マンガ家・手塚治虫の名作「ファウスト」3部作の『ファウスト』『百物語』『ネオ・ファウスト』の物語のエッセンスが散りばめられたミュージカル。人間の心や二面性、男と女、善と悪、天使と悪魔といったことが盛り込まれ、表現の難しいものにそれぞれのキャストが挑む。

 玉置といえば、中学3年生の2003年に、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』主題歌でデビューシングルとなった「Believe」でブレーク。さまざまな歌番組や、音楽イベントなどへの出演を果たした。しかし、その後は「ソニー・ミュージックレコーズ」から「ユニバーサルJ」、そして「インペリアルレコード」と、レーベルを渡り歩くことに。前クールではテレビアニメ『VAMPIRE HOLMES』の主題歌を担当するなどしたものの、全盛期を超えるような活動が聞こえてこないのが現状だ。

 そんな玉置は2006年から数度ミュージカルへの出演をしており、「戦国BASARA」シリーズではお市を演じるなど、ミュージカル女優としての顔も持つ。本作で玉置演じるマルガレーテ王女は、河合演じる主人公ハインリヒ・ファウストが一目惚れし、その愛を貫こうとする相手という役どころ。ゲネプロを観劇していた演劇ライターが、その様子を語る。

「ミュージカルなので歌が重要ですが、歌手なだけあって、声の伸びもよく、天使ガブリエル役で出演している元AKB48の増田有華や、河合とのデュエットの際もハーモニーがよかったです。声量ではリードしている感じですね。殺陣こそありませんが、演技もファウストへ一途な思いを寄せたり、悲劇的な運命に翻弄され壊れゆくさまをしっかり表現してましたよ。それと女王衣装も『カワイイ』という声も上がってましたね」

 本作では高い評価を得ていた玉置。最近では大型アニメイベントなどへの出演もあったり、アニソンを歌うことも徐々に増えてきており、再評価の兆しが出てきているようだ。

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種ガンのイメージ

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