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『ドラゴンボール』魔人ブウ編の再評価に、『アストロ球団』作者の生き様…歴史を振り返る記事が話題に

■いつ、フラグは立ったのか?

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記事タイトル:死亡フラグの歴史(前編) – 戯れ言
記事URL:http://d.hatena.ne.jp/katoyuu/20150608/deathflag
エントリーページURL:http://b.hatena.ne.jp/entry/255625641
タグ:歴史、言葉、ネット
ブックマーク数:424 users

【概要】
 映画やマンガ、小説などの登場人物が、その後死んでしまいそうな兆候となるせりふを言ったり行動をとったりすることを、「死亡フラグ」と表現することがあります。マンガ家・後藤寿庵さんのツイートを中心にTwitterやブログなどでその語源に関する議論がありました。プログラミング用語の「フラグ」の概念はコンピュータが発展していった1950~60年代から存在しており、インターネットの普及前に「フラグが立つ」という表現は存在していて、ネット上だけで初出を調べるのは困難。しかし、さまざまな資料をもとにその壮大な歴史をまとめ上げた前後編のこの記事では、RPGや美少女ゲーム、アニメ、2chまとめサイトなどさまざまなメディアを介して広まり、使用されていく流れがわかります。

【キーワード解説】

フラグ
 旗を意味する英単語「flag」に由来する言葉。コンピュータにおいては条件判定の処理に使われる。そこから転じて、ゲームでのストーリーの分岐、映画、小説、マンガなどの物語の中では特定の結果につながる登場人物の言葉や行動を指す。「死亡」「生存」「負け」など。

RPGや美少女ゲーム
 アドベンチャーゲーム、アダルトゲームなどでは特定の行動をしたことでその先のストーリーの分岐が決定されたりイベントが発生したりする。その進行管理として「フラグを立てる」という表現が使われていった。

【コメント】(原文ママ)
・雑誌、書籍、ネットのログ等の数々の原典に当たって検討した力作。これでまだ前編。。
・カトゆーさんはオタク論文書くのが上手いなぁ。
・で、こういう初出を調べようとするとパソ通時代のコミュニティ(ニフティだとフォーラム?)のログはネット上にはないのが残念。
・もはやサマリ論文。素晴らしい。しかし「たかが」15年前の言葉もこんだけしないとあかんということなのだなあ。そして15年前の巡回先だらけや。
・世間では転載ばかりで検証もしてない記事が「まとめ」と呼ばれているが、本来「まとめ」とはこういう記事であるべきだと思う。

■魔人ブウ編とはなんだったのか

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記事タイトル:「ドラゴンボールはフリーザ編で終わってたら名作だった」とかのたまう輩に鉄槌を下しブウ編がいかに最終章として素晴らしいかを力説するための覚え書き – 銀河孤児亭
記事URL:http://d.hatena.ne.jp/adenoi_today/20150608/1433757131
エントリーページURL:http://b.hatena.ne.jp/entry/255616852
タグ:漫画、考察、読み物
ブックマーク数:1244 users

 主人公・孫悟空の幼少時代からその息子たちの世代まで描かれている『ドラゴンボール』は、いくつかの章に分かれています。作品の終了を引き延ばしていたせいか、どこで「終了」すればよかったかについてはファンの間でも意見が分かれる問題。ラストの「魔人ブウ編」がいかに最終章にふさわしかったかについて熱く、そして強く語られたこの記事では、登場人物の戦闘力のインフレ、一度舞台を降りたライバルの描き方など、長期連載の中で生まれた負債を清算しようとする物語だと位置付けています。ライター青木摩周氏によるドラゴンボール論の影響を受けていると締めくくられたあと、追記としてまとめられたTwitterの内容は……。

【キーワード解説】

孫悟空
 ドラゴンボール全編における主人公。一時期は息子である孫悟飯が主人公となったこともあった。2015年7月からスタートしたテレビアニメでシリーズ新作となる『ドラゴンボール超』でも変わらず主人公で、声は当初から変わらず野沢雅子さんが務める。

魔人ブウ編
「ピッコロ大魔王編」「フリーザ編」など強敵の登場とともに続いてきた原作を締めくくる章。記事中では「話が迷走している」「無駄で盛り上がりに欠ける展開が何度も挿入される」と表現されている。

【コメント】(原文ママ)
・ブウ編には「救い」があるよね。ミスターサタンが居なかったらDBは終わらなかった。バトルインフレに疲れた読者の心も彼は救ってくれたのだ。
・本編再読してからあとでもう一回読む
・この論考は実に面白かったけど、やっぱりドラゴンボールはピッコロ大魔王が出てくる前で終わってほしかった。
・追記がこの記事をグッと締めるように、ピッコロ編から引き伸ばした物語をグッと締めるのがブウ編だったと。
・長いし全然よくわからないけどとりあえず読みたくなった。どうしてくれるんだい。

(文/万井綾子[はてな])
※この記事で紹介しているデータは2015年7月10日時点のもので、最新でない可能性があります。

『ドラゴンボール』魔人ブウ編の再評価に、『アストロ球団』作者の生き様…歴史を振り返る記事が話題にのページです。おたぽるは、マンガ&ラノベその他出版業界事情ホビーの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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