野沢雅子が明かす『ドラゴンボール』『あらいぐまラスカル』の裏話 「声優と呼ばれるのが嫌だった」時期も!? 

1507_nozawamasako.jpg青二プロダクション公式サイトより。

 今月10日放送の『あさイチ』(NHK)に声優の野沢雅子が登場。アニメ『ドラゴンボール』や『あらいぐまラスカル』など、出演作のエピソードを明かした。

 番組で『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎や『銀河鉄道999』の星野鉄郎といったキャラクターの声を披露した野沢。番組MCのV6・井ノ原快彦に「(あのキャラの声は)『どうだったけな?』とならないんですか」と聞かれると、「ならないですね」と一言。「私の中で演じたキャラクターは生きてて、言われればすぐその人物になれる」と語った。ほか「アフレコで監督や原作者に『こうしてください』と指摘されたことがない」といった逸話も明かすなど、改めて野沢の凄さをうかがい知ることができた。

 1977年放送の『あらいぐまラスカル』の裏話も。野沢はオーディションでラスカル役を勝ち取るも、アライグマの鳴き声がわからず、10日間動物園に通ったという。だが、動物園でアライグマの鳴き声は聞けず、当時放送されていたドキュメンタリー番組『野生の王国』(毎日放送)に偶然登場したアライグマの声を聞いてインプットしたとか。また、ラスカルの声に感情を入れるため、台本には主人公・スターリングの「何食べたい?」というセリフに対し、「氷砂糖が食べたい」など自己流でラスカルのセリフを書き、そのセリフに合った鳴き声を出していたという。

 ほかにも、『銀河鉄道999』では、鉄郎の成長に伴いアニメ版と映画版で声を変えているといった話、『ドラゴンボール』では、主人公の孫悟空をはじめその息子・悟飯と悟天も演じるも、ギャラは一人分、「かめはめ波」は悟空のように足を一歩引いてから言う……といったことも野沢の口から語られた。

 これまで1万以上のキャラクターの声を担当してきたという野沢。元々は劇団に所属する舞台女優だった。初めての声の仕事は、洋画の生本番(洋画を生で吹き替える)だったとそうで、その後、1968年に『ゲゲゲの鬼太郎』で初主演するなど、アニメの仕事が増加。しかし、「雑誌のインタビューで『声優ですね』と言われると『違います。声優ではありません。舞台女優です』と答えてました」と、以前は“声優と呼ばれるのが嫌だった”と語っていた。

 そんな野沢の夢は、「声優を一番長くやっている人」としてギネスブックに載ること。現在声優歴52年の野沢。まだまだ元気そうな姿を見ると、その夢の実現にも期待できそうだ。

ボクは、声優。

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今もバリバリ現役

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