姫乃たまの耳の痛い話 第26回

アルバイト先の「SMバー」にファンが……バレることへの恐怖が気づかせたアイドルという立場への執着心

 あっけらかんとした彼女が「いろいろ心配」になったのは、常連客と恋仲になった瞬間ではなく、勤務先のSMバーに偶然ファンが来店した時だったそうです。自分のプライベートに踏み込まれたことよりも、「アルバイトや恋人のことをバレてはいけない」と思った自分に焦ったそうです。

 結局、「SMバーで会った人同士のモラルというか、それで内緒にしてもらった」後も、その時の焦りは消えず、地下アイドルを続けたい自分の気持ちに気付いてしまいました。思えば、若さや性別や露出で稼げる自信がついたのも、ライブでファンから歓声をもらったおかげだったということにも。

 それでも、地下アイドルでいたい気持ちが、ファンの人に申し訳ないと彼女は言います。しかし、若いうちにできるアルバイトも、常連客と女として幸せになりたい願望もあり、いまはどうしたらいいかわからないのだと言いました。

 私も話を聞くことしかできず、解決の糸口は見つけられないまま、彼女の背中は今夜も繁華街へ消えていきました。

★姫乃たまの「耳の痛い話」では、読者の皆さん(地下アイドルの皆様、運営スタッフの方々、アイドルファンの方々)からのお悩みを募集します! 姫乃たまがインタビューをさせていただき、当連載にてご紹介させてください。

●姫乃たま
1993年2月12日、下北沢生まれ、エロ本育ち。地下アイドル/ライター。アイドルファンよりも、生きるのが苦手な人へ向けて活動している、地下アイドル界の隙間産業。16才よりフリーランスで開始した地下アイドルを経て、ライター業を開始。アイドルとアダルトを中心に、幅広い分野を手掛ける。以降、地下アイドルとしてのライブ活動を中心に、文章を書きながら、モデル、DJ、司会などを30点くらいでこなす。ゆるく、ながく、推されることを望んでいる。

[地下アイドル姫乃たまの恥ずかしいブログ]http://himeeeno.hatenablog.com/
[姫乃たまのあしたまにゃーな]http://ameblo.jp/love-himeno/
[twitter]https://twitter.com/Himeeeno

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