「Berryz工房の魂を継ぐ者になりたい」美人シンガーソングライター瀧川ありさ、ハロヲタ節炸裂インタビュー

1504_takigawa4(写真/西田周平)

――ご自身のことに話を戻すと、高校生以降もガールズバンドをずっとやっていたんですよね?

瀧川 そうですね。女子校で組んだバンドで、卒業後もそのままやってました。でも、ギターの子がある日突然辞めちゃったんですよ。本当に突然言われたんですけど、突然すぎたからか、そのときわたしなぜかその子に冷たくしちゃって、止めなかったんですね。でも、ツインギターでギターロックをやっていたので、その子の存在はすごい大きかったんです。その子のギターが鳴っていないと、音楽をやっている意味も見いだせなくなっちゃって、そこから曲が書けなくなって、残りの3人で1年活動したあとに、結局バンドは解散しちゃったんです。アマチュアのまま終わっちゃいましたけど、わたしもそうやって女4人でバンドをやってたから、女性グループの大変さとかメンバーが抜けることの辛さとか、そういう気持ちもハロプロのメンバーと共感できるところがあるかなと思ったりもします。おこがましいですけど(笑)。

――ちなみに、ハロプロで、辞めたときに一番ショックだったメンバーというと……。

瀧川 それこそ、ギターの子が辞めたときに、ちょうどゆうかりんが辞めたんですよ(第1期スマイレージメンバーの前田憂佳のこと。2011年末に同グループを卒業。そのまま芸能界を引退した)。うちのギターもちょっと色白でゆうかりんっぽい雰囲気だったから、そのときはめっちゃ感情移入してました。「ゆうかりんバカヤロー!」って気持ちでしたね(笑)。で、そのギターの子がゆうかりんだとしたら、わたしはあやちょ(元スマイレージ、現アンジュルムのリーダー和田彩花)なんですよ。おこがましいですけど(笑)。つんく♂さんから「スマイレージのライブチケットが売れてない」って叱られたときに「和田はもっと色気を身につけたほうがいい」って言われてたんですけど、そこからあやちょは本当に努力して変わっていったじゃないですか。だから、あやちょには共感できるところが多くて。ハローのいいところって、ああやって挫折を味わっても這い上がってくるところだと思うんです。そういうところの強さがいまいちばん目立っているのがアンジュルムだと思うので、見逃せないなと思っています。

――ガールズバンドといえば、ハロプロにもBuono!(嗣永桃子、夏焼雅、鈴木愛理によるロックユニット)がありますね。

瀧川 そうですね。ライブにも行ったし、かなり感情移入して見てました。あ、それで、Dolce(Buono!のバックバンドを務めていたガールズバンド)でベースを弾いてらしたナオミチさんと以前お知り合いになったんですけど、そのときもBuono!の話をめっちゃしました(笑)。生演奏だとハロプロのスキルはもっと映えるから。℃-uteも普通にバンドでやってほしいなと思うんですけどね。あと、雅ちゃんの歌の滑舌の良さについてもわたし語りたいんですよ! 雅ちゃんは、歌が安定していて上手いのはもちろんなんですけど、歌詞が聞き取れないってことがまずないんですね。あんなロックでハチャメチャなつんく♂さんの歌詞でも、絶対に聞き取れるんです。Berryz工房がいったん終わっていま、次の音楽活動の準備してるって言ってたから、すごく良かったと思って。雅ちゃんは絶対に音楽を続けたほうがいいです。すごい才能だと思うから。

1504_takigawa5(写真/西田周平)

――瀧川さんは自分で曲も作られますが、そこにハロプロの影響はありますか?

瀧川 どうでしょうね。曲の構成やメロの動き方、あと歌詞の言葉遊びの部分とかは、影響を受けていると思います。あれだけ小さい頃から聞いているので、どうやったって反映はされちゃうというか。自分自身がハローの楽曲で構築されているようなものなので(笑)。でも、わりとわたしは真面目に作っちゃうので、つんく♂さんがお上手な遊び心みたいな部分はまだまだ足りないなと思っていて。そう考えたら、グループものよりも、松浦亜弥さんとか、わりとシビアな曲が多いソロ楽曲のほうが学ぶべきところは多いのかもしれませんね。

――ラジオでは、「アイドル用の曲を勝手に作りためてる」とおっしゃってましたね。

瀧川 はい(笑)。超割り切って作ってます。めっちゃアイドルアイドルな曲を書いてますよ。自分が歌わないとなると、割り切って書けるんですけど、自分で歌うとなるとどうしてもパーソナルな部分が乗っかっちゃうから、なんかダメなんですよね。

――もしハロプロに楽曲提供ができるとしたら、どのユニットにしたいですか?

瀧川 いやー、夢のようなお話なのでこちらが選ぶなんてそれこそおこがましいですけど……。やっぱりずっと現場で見てきたので、℃-uteが一番見えやすいかもしれないです。「世界一HAPPYな女の子」(2011年9月に発表された17thシングル)みたいな、“THEアイドル”な曲は最近の℃-uteにはあんまり多くないから、そういうのを書いてみたいですね。そして、なっきーにセリフパートを言っていただきたいです(笑)。

――最後に、ご自身の今後の目標について教えてください。

瀧川 やっぱり、フェスに出させていただきたいですね。ここ2~3年いろんなアイドルが、アイドル限定のフェスだけじゃなくてロック系のフェスにも出てるじゃないですか。正直それについては、「ついにそういう時代になったか……」と、いろいろと思うところもあるんですよね。集客力があるしお客さんも喜んでるし、そこでコラボしたりして面白いものも生まれてたりするからいいとは思うんです。だけど、わたしはロックも好きだし、アイドルではフェスに出られないからと思ってバンドを始めたところもある。フェスに出たいと思って、小学生のときにバンドに切り替えたって部分もあるのに、「アイドルで出れるんか~い!」みたいに思って。正直、それは超悔しかったです。でも、それだけアイドルというものがいま魅力にあふれているということなのであろうし、だからこそわたしも、ソロシンガーとして負けないように切磋琢磨していきたいです。アイドルがこれだけ音楽シーンを盛り上げてくれたから、これからはソロの女性アーティストたちでも盛り上げていけたらいいなって思っています。

――ハロヲタとしての熱い心意気、しかと受け取りました。これからも、いちハロヲタとしてもミュージシャンとしてもおおいにがんばってください!
(取材・構成/森野広明)

■瀧川ありさ(たきがわ・ありさ)
1991年5月8日、東京都生まれ。ユニコーン、CHEMISTRY、ゴスペラーズ、西野カナなどの人気アーティストを次々と発掘してきた伝説のスカウトマンで音楽プロデューサーの西岡明芳氏の秘蔵っ子として、3月4日にメジャーデビューを果たしたシンガーソングライター。透明感のある歌声だけでなく、その美貌にも注目が集まっている。

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【楽曲情報】
Berryz工房が無期限活動休止に入った翌日の2015年3月4日に発売されたファーストシングルSeason(SME/写真右)に続き、7月8日には早くもセカンドシングルの発売が決定。初回生産限定盤(CD+DVD/品番:SECL-1726~1727)は1500円、通常盤(CD/品番:SECL-1728)は1300円(共に税込)の予定なので、乞うご期待!

■瀧川ありさ公式HP
http://www.takigawaalisa.com/

■‪ファーストシングル「Season」Music Video‬

‪ファーストシングル「Season」‬iTunes販売サイト
https://itunes.apple.com/jp/album/id966056329?at=10lpgB&ct=4547557037623_wn

Season(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)

Season(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)

『七つの大罪』でもおなじみ。

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