今年はハロプロ研修生の元・現メンバーに注目！　2015年、“激動期”を迎えからこそ面白くなるハロプロ

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――2014年、モーニング娘。道重さゆみの卒業など、大きな動きを見せた“ハロプロ”こと、ハロー！プロジェクト。ただでさえ、浮き沈みが激しいアイドル業界に立つ彼女たちだが、2015年はさらに険しい道を進むことになるだろう。だが、そんな激動期だからこそハロプロは面白い！　そんな、2015年のハロプロの楽しみ方をレクチャー！

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■2014年はハロプロにとって“大変革”の年だった

　歴代モーニング娘。メンバー在籍期間最長であり、モーニング娘。’14のリーダーとハロー！プロジェクトのリーダーを兼任した道重さゆみの卒業。結成11周年目で無期限活動停止を発表したBerryz工房。念願だった初武道館公演を実現したにもかかわらずメンバーの意向によりスマイレージから改名したアンジュルム。里田まいをスーパーバイザー、“ももち”こと嗣永桃子をプレーイングマネジャーに迎えたカントリー・ガールズ結成と、2014年はさまざまな動きを展開してマスコミを賑わせたハロプロ。

　しかしハロプロの広告塔として長きに渡って尽力した道重さゆみが卒業したことは大きな痛手だし、今年3月3日の日本武道館公演までは活動を続けるとは言え、メンバーが一人卒業した以外は結成以来不動のメンバーでキャリアを積み重ね、ほかのアイドルグループにはないオリジナリティーを獲得したBerryz工房を失うことは大きな損失だ。ハロプロにとって2015年は前途多難の年となるのは火を見るよりも明らかだろう。

　だが激動期だからこそ面白いのがハロプロなのだ。かつて“ハローマゲドン”と呼ばれるハロプロ大改編が行われたことがあった。簡単に説明すると、2002年7月31日に人気絶頂だったモーニング娘。を中心に、人気メンバーの卒業やハロプロ内ユニットの再編成などを大胆に行ったのだ。昨年、AKBグループが大組閣祭りを行ったが、それとは比較にならないほどアナーキーな変革でファンからは否定的な意見が多数を占めた。実際、これによってファン離れが始まり、ハロプロが失速する契機になった感は否めない。だがハローマゲドンがあったからこそ新陳代謝が促されて、同年に誕生したばかりのハロー!プロジェクト・キッズからBerryz工房と℃-uteが生まれたとも言える。ハロプロキッズの流れを組むハロプロエッグからも、真野恵里菜やスマイレージを始め、モーニング娘。’14やJuice=Juiceのメンバーなどを輩出。ハロプロエッグは、ハロプロ以外にもTHE ポッシボー、アップアップガールズ（仮）、吉川友など、今をときめくアイドルを世に送り出した。ハローマゲドンを境に、ハロプロは単なるアイドル集団から、アイドル育成機構としての役割を強化させていったのである。その真価を改めて問われるのが2015年なのである。

■ハロプロで一番面白いのは「ハロプロ研修生」!!

　数年前から熱心なハロヲタの間では、ハロプロで一番面白いのは「ハロプロ研修生」というのが共通認識となっている。ハロプロ研修生とはハロプロエッグの現名称であり、その名の通りハロプロでデビューを目指す研修生たちの総称。主に先輩グループのコンサートに帯同したりバックダンサーを務めたりなどの活動をしているが、一方でハロプロ研修生だけの発表会「生タマゴShow」も定期的に行っている。これが滅法面白いのだ。もちろんハロプロの先輩グループに較べるとステージングは見劣りするが、研修生といえども日頃からハロプロの高度な歌とダンスを習得するための実践的教育を叩きこまれているので、その実力には目を瞠る。加入時期がバラバラなので実力差もあるのだが、まだ素人同然だった研修生が短期間で成長する様を目の当たりにできるのも大きな醍醐味だ。キャリアや実力に関係なく、未来の可能性を買われてハロプロ研修生からモーニング娘。’14やアンジュルムに抜擢されたこともあり、青田買い的な楽しさもある。また毎年５月に開催される「春の公開実力診断テスト」は、研修生一人ひとりが歌やダンスの実力を、専門スタッフを始めとした審査員と観客が公開診断するというスリリングなファン参加型のイベントとして好評を博している。「生タマゴShow」はハロプロの先輩たちが歌い継いできた名曲カバー中心だが、じょじょにハロプロ研修生のオリジナル曲も増え、昨年はファーストアルバム『① Let’s say “Hello!”』が会場先行でリリースされた。本作はハロヲタの間で名盤の誉れ高く、早期の一般発売が待たれるところだ。

 
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