「Berryz工房の魂を継ぐ者になりたい」美人シンガーソングライター瀧川ありさ、ハロヲタ節炸裂インタビュー

1504_takigawa1(写真/西田周平)

 3月まで放送されていたアニメ『七つの大罪』(TBS系)のエンディング曲「Season」で3月4日にメジャーデビューした、期待の新人アーティスト・瀧川ありさ。7月には早くもセカンドシングルの発売が決定し、要注目の彼女の存在に、一部のアイドルファンがざわついている。

 その発端は、ネットラジオ番組『A&G ARTIST ZONE 鷲崎健の2h』(文化放送超!A&G+)の3月6日放送分に彼女がゲスト出演したときのこと。若手新人ミュージシャンのデビュー直後のラジオ出演といえば、自己紹介と楽曲プロモーションでそつなくこなすのが順当なところ。ところが彼女は、みずからのプロモーションもそこそこに、モーニング娘。が属するアイドルユニット、ハロー!プロジェクト(以下、ハロプロ)への愛をひたすら熱く語りまくり、マニアックなトークに終始、そのまま番組出演を終えたのだ……。

 曰く、「私はただのハロヲタ(ハロプロファンの意)」「ハロヲタはみんな友達」「子どもの頃はモーニング娘。を目指していた」「私はBerryz工房と℃-uteに救われた」「私は恋愛をハロプロソングから学んだ」等々……。

 これに、めざといハロプロファンがさっそく反応。同じアイドル業界のみならず、ミュージシャンの大森靖子や女優の松岡茉優など、ハロプロファンを公言する女性有名人が昨今増えている中、新たな“我が軍”の登場に、2ちゃんねるを中心に色めきだったのだ。

 そこで「おたぽる」では、そんな瀧川ありさ本人を直撃。上記放送では語りきれなかったハロプロへの熱い思いを、とことん語ってもらった。

1504_takigawa2(写真/西田周平)

――「ハロヲタはみんな友達」という瀧川さんの言葉を真に受けて、今回はハロプロトークだけをしにうかがったのですが、大丈夫ですかね?

瀧川ありさ(以下、瀧川) あはは(笑)。全然いいです。むしろありがたいです!

――ラジオ出演への反響はありましたか?

瀧川 すごかったです。もう、会う人会う人からその話を振られて。あと、私のTwitterのフォロワーさんに、ハロプロファンの方がすごく増えましたね。いままで自分にはハローの話をできる友達があまりいなかったから、こないだのラジオではMCの方がすごくハローに詳しくて、もううれしくなっちゃってあんなテンションになっちゃったんです(笑)。

――じゃあ、普段は“ひとりヲタ”なんですね。

瀧川 はい、ハローに詳しい友達がいないんで(笑)。高校生のときは友達と女性限定イベントによく行ってましたけど、いまはみんな社会人になっちゃってついてきてくれなくて。だから、いまはひとりで行くことが多いです。

――では、11年の長きに渡る活動に区切りをつけたBerryz工房が3月3日に開催した武道館でのファイナル公演もひとりで?

瀧川 いや、悲しいことにあの日は行けなかったんですよ。私のメジャーデビュー日がその翌日の4日だったので、スケジュールが埋まっていて。その後、BSスカパー!での生放送の録画を見て、号泣しました。きっと一生後悔するんだろうなと思います。

――最近ではハロプロの中核グループとなっていたBerryz工房が無期限活動停止をした、まさにその翌日にご自身がデビューするというのもなかなか運命的ですね。

瀧川 そうなんですよ! これはもう絶対に背負っていかないと。こぶしファクトリー(15年1月に結成が発表されたハロプロの新グループ)じゃないですけど、ベリーズの魂を背負っていかないとなって思います。ほんとに。はい、もう明らかに背負ってます!

――そんなにハロプロの存在は大きかったんですね。

瀧川 そうです。もう、基本的に私の人生にはハローしかなかったんじゃないかな(笑)。どんなにつらいことがあっても、「いまおはスタにももち出てんじゃん、何時起きだよ!」【意訳:「いま、テレビ東京の朝の子ども向け番組『おはスタ』にBerryz工房の嗣永桃子さんが出演しているではないか! いったい何時に起きてがんばっているんだ! 嗣永桃子さんを見習って私もがんばらなければ!」(嗣永は15年3月まで同番組のレギュラーMCであった)】とか思いながらやってきました。ずっとそうなんです。いまこのとき、ハローの子たちが頑張っているじゃないかっていうのでわたしは動かされてきた人間なので。いまのわたしがいるのは本当にハローのおかげなんです。

――自分自身がアイドルになりたいと思ったりはしなかったんですか?

瀧川 小学生の頃はモーニング娘。になりたかったんですけど、モーニング娘。のオーディションの審査基準に関してつんく♂さんが、「自分から自分を変えようとする力があるかどうかを見る」っておっしゃってたんですよ。当時のわたしには、たぶんそこまでのものはなかったなと思うんですよね。だから、「自分はなれなかった」という思いをもあって、ハロプロの子たちをいつもまぶしく見ていましたね。

――モーニング娘。に限らず、ハロプロ関連のオーディションを受けたこともない?

瀧川 はい。同世代の子たちが受けていたキッズオーデ(2002年に開催された『ハロー!プロジェクト・キッズ オーディション』のこと。のちにBerryz工房と℃-uteを生むこととなった)の合格者を発表した『ハロモニ』(テレビ東京系で2000年から2007年まで放送されていたハロプロの冠番組『ハロー!モーニング。』のこと)をテレビの前に正座して見てたんですけど、あの15人を見たときに、もう負けたっていうか、そんな言葉でも言い表せないような感覚になって。それ以降のモーニング娘。のオーディションって、わたしの年齢だとだいたいどれも応募基準の年齢に合致してないんですよね。つまりわたしと同じ1991年前後生まれの世代はみんなキッズオーディションにしか応募してなくて、それですべてなんです。だから、ベリーズや℃-uteになったハロプロキッズの15人っていうのは、選ばれし15人なんですよ! わたしは当時、後藤真希さんに憧れていたんですけど、その夢はこの子たちが叶えていくんだなって、あの15人を見たときに思った。だったら、わたしはもう応援しきるしかない、自分は別な道を探そうって小学校5年生のときに決めたんです。

――涙が出てきました。JSヲタの悲壮な覚悟がそこにあったんですね。ちなみに一番最初に好きだったというその後藤真希さん、印象に残っている曲はありますか?

瀧川 小学校のときに好きなことをやっていいという自由活動の時間があったんですけど、そのときにひとりで多目的ホールみたいなところでCDをかけながら「溢れちゃう…BE IN LOVE」(2001年9月発売のソロ2ndシングル)を踊ったりしてました。この曲、小学生が歌うには歌詞とかちょっとエッチだったりしてやばいじゃないですか。当時は陶酔してやってたんですけど、まわりはきっと引いてたんじゃないかなと(笑)。家でも「♪KISSしたって 抱っこしたって なんか足んない なんか足んない」ってずっと踊ってたら、お母さんに「じゃあなんなのよ!」って怒られましたね。あまりにもずっと踊ってるので呆れていたんだと思います(笑)。

――その頃からハロプロのコンサートにも行っていたんですか?

瀧川 小学生のときは行ってたんですけど、すこし間が空いて、高校生くらいからまた行くようになりましたね。小学生の頃はお父さんにねだって一緒に現場に行ってたんですけど、中学生になったらそうそうねだれなくなって、それでお金もなかったから行かなくなっちゃって。でも、2008年くらいからハロプロでも女性限定イベントが始まって、CDを買えば参加できたのでそこからまた行くようになりました。ちなみに、これいつ言おうかと思ってたんですけど、℃-uteの『3rd ~LOVEエスカレーション~』(2008年発売の3rdアルバム)の読売ランドでのイベントのライブDVDで、キューティーガールズ3人(岡井千聖、鈴木愛理、萩原舞)が着替えて出てきた場面でギャーって叫んでる女ヲタ2人がいるんですけど、それ私なんです(笑)。当時、鈴木愛理ちゃんが大好きで、白い衣装がめっちゃかわいかったんですよね。

Season(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)

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『七つの大罪』でもおなじみ。

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