平成仮面ライダー俳優が明かした『仮面ライダー』の裏話 変身ポーズは俳優が考えたものだった!? 

1501_kamendrive.jpg『仮面ライダードライブ』公式サイトより。

 2000年放送の『仮面ライダークウガ』からはじまった平成仮面ライダーシリーズ。昭和仮面ライダーシリーズの特徴でもある「人造人間」という設定を排除し、ライダーのフォームチェンジの導入、女性ライダーの登場など、平成仮面ライダーシリーズは昭和仮面ライダーシリーズには見られない革新的な設定が取り入れられてきました。現在放送中の『仮面ライダードライブ』も、仮面ライダー初となる自動車をメインにしたライダーです。

 そんな中、1月25日放送のバラエティ番組『あけるなキケン』(TBS)には、平成仮面ライダーシリーズの出演陣が登場。『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』でシリーズ初となる女性仮面ライダーファムを演じた女優の加藤夏希、『仮面ライダー響鬼』で当時シリーズ史上最年長となる33歳で主演を務めた俳優の細川茂樹、『仮面ライダーウィザード』で仮面ライダービーストを演じた俳優の永瀬匠が、仮面ライダーにまつわる裏話を明かしました。

 まず語られたのが、仮面ライダーの変身ポーズについて。平成版は変身ベルトのギミックが豊富なのもあってか、昭和版と比べると身振り手振りが多い印象。そんな変身ポーズですが、加藤曰く「(変身ポーズは)自分で決めて」と監督に言われたそうです。唯一の条件は仮面ライダーファムのコンセプトである白鳥をモチーフにすること。そこで自分でポーズを考えたが、尺(時間)の関係でどんどん短くなったり、CGで回転の動きを入れたかったものの、予算がかかるから却下されたということでした。永瀬も、ほぼ自分で変身ポーズを考えたと言います。

 その後、3人は“仮面ライダーあるある”として、ファンの子供たちに「変身して!」と言われたときの対処法も語りました。加藤は演じた仮面ライダーファムが作中で死んでいるので「死んでるからできないんだ~」と断るそうです(ただし、「じゃあ、なんで生きてるの?」という突っ込みもうまくかわさなければいけないとか)。永瀬は「今は悪がいないから」と断り、子供が「じゃあ僕が悪になる」と言うと、「倒されたら一生ママ会えなくなるけどいいか?」と釘を刺すと大抵は諦めてくれるとか。仮面ライダー俳優は、子供の夢を壊さない配慮も必要なようです。ちなみに細川は、大人に「変身しろよ」とからまれることが多く、その場合は「警察を呼びますよ」と言い返していたとのこと。

 また、若手俳優を登用することで“イケメンヒーローブーム”を生んだ平成仮面ライダーシリーズ。その中で『仮面ライダー響鬼』のオファーを30代の時に受けた細川は、自分が出演することで若い俳優のチャンスを奪ってしまうのでは、と悩んだ時期があったそう。そこで、自分が信頼しているダウンタウンの浜田雅功に電話で相談し、浜田に「やれ! やれ! うちの番組でイジったるから!」と言われたことで、オファーを受ける決意をしたとか。一方、加藤は出演後、「ウルトラ」シリーズのオファーがあったものの、仮面ライダーを演じていたために出演ができなかったというエピソードも披露していました。

 ほかにも、必ず朝の6時にバスに乗りロケ地に向かっていたことや、戦闘シーンのロケ地は花園ICや皆野長瀞IC付近の関越道ラインが多かったこと、埼玉にあるさいたまスーパーアリーナの屋外でよく戦闘シーンを撮っていたと、3人から語られました。

『仮面ライダー響鬼』の放送終了から10年近くたつ今でも、ファンから手紙が届くと言う細川。平成仮面ライダーシリーズも今や16作目に突入していますが、どの作品も多くの人々に支持されているようです。今後もどのような仮面ライダー、俳優が登場するのか注目していきたいですね。

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