「乃木坂46若月佑美は小悪魔です(笑)」 舞台『ヴァンパイア騎士』に出演するAKIRAとルウトに直撃!

 1月21日から幕が開く舞台「『ヴァンパイア騎士』Supported by 青山メインランド」。人間と吸血鬼が共生する名門・黒主(クロス)学園を舞台とする本作は、「LaLa」(白泉社)で連載され、2008年にはアニメ化もされた樋野まつりの『ヴァンパイア騎士』が原作だ。舞台化にあたっての大きな特徴は、“全キャストが女性”であること。ヒロイン・黒主優姫(くろす ゆうき)を演じる乃木坂46の若月佑美をはじめ、学園の吸血鬼の長である玖蘭枢(くらん かなめ)をモデルでアーティストのAKIRA、吸血鬼を憎む優姫の幼なじみ・錐生零(きりゅう ぜろ)を「Men’s SPIDER」(リイド社)で知られるモデルのルウトが演じる。

 今回は、公演を直前に控えた枢役のAKIRAと零役のルウトにインタビュー。2人はファッション誌「KERA」(モール・オブ・ティーヴィー)などで“ボーイズスタイル(男装)”のカリスマモデルとして知られるが、舞台で男性を演じるにあたってあらためて意識したことがあるようだ。また、ヒロインを演じる若月佑美とのエピソードも明かしてくれた。

■キャラになりきるためにしたこととは?

1501_vn_03.jpg玖蘭 枢を演じるAKIRA。1501_vn_04.jpg錐生零はルウトが演じる。

――公演が間近に迫っていますが、作品の完成度はいかがでしょうか?

AKIRA 衣装付き通し稽古も終わり、なかなか良い感じになってきています。舞台の完成度に限界はないとよくいいますので、ギリギリまで良いものをみんなで作り上げていきたいと思います。

ルウト やればやるほどに課題が見つかるので、完成度についてはわかりません(笑)。でも、キャストたちが本当、キャラになりきっていると思います。詰めていきたいところは山ほどあるんですが、もっと若月ちゃん演じる優姫との信頼感や守りたい気持ち、恩師である理事長・黒主灰閻(くろす かいえん)に対する感謝、ヴァンパイアに対する気持ちなど、内面的なものを本番に向けて詰めていきたいです。

――普段から雑誌などでボーイズスタイル(男装)をされているお2人ですが、今回舞台で男性キャラを演じるにあたって、あらためて意識した点などはありますか?

AKIRA 普段はボーイズスタイルをしていても、男性を意識した仕草をすることはないのですが、今回は男性の中でも高貴な立ち振る舞いをしなければならない枢というキャラクターを演じるので、宝塚歌劇団・男役出身の天翔りいらさん(一条拓麻役)に男性の立ち振る舞いを教えてもらいました。

ルウト 私は「男になりたい」というよりは、キャラクターを重視しました。今回演じる錐生零という人間を舞台でやるには、どう表現したらキャラクターのイメージが壊れないのかをずっと意識していました。零は目つきが悪く無愛想なキャラクターですが、マンガで何回眉間にしわを寄せているかだとか、どんな目の細め方をしているかとか、指先やあごの上がり方や触れ方などをチェックして、身体の部分を意識して演じるようにしています。

――やはり、マンガのキャラを演じるということで、キャラ研究などはされたのでしょうか?

AKIRA とにかく、原作マンガをチェックしました。アニメとマンガを照らし合わせながら読んだりもして……。アニメで枢を演じている声優・岸尾だいすけさんの言葉の言い回しなども研究しながら、舞台でも伝わるような感情の表現などを考えました。

ルウト 私もマンガ、アニメ、ドラマCDなどを何度も何度も何度もチェックました。台本とマンガを照らし合わせて、アニメを見ては声優さんがどこで言葉を切っているのかなどをずーっとチェックしていました。零は冷めたように見えて、ものすごく温かい心を持ったキャラクターで、高校生という若さでは信じられないほどの境遇に置かれているのに、優姫のおかげで自分が保てていて。そんな優姫が放っておけないのに、優姫は憎きヴァンパイアの頂点である枢を想っていて……もう、零の気持ちになるとやるせなくて!(笑) 稽古場でも若月ちゃんはスリスリーって、私に寄ってきて甘えてくれるのに、AKIRAさんが現れたら女の顔をして去って行くんですよ(笑)。これはこれで、零の研究になるなって思っていますが。

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