【アイドルオーディションの裏側】「オーディションは受かった後が大事」 事務所、雑誌、応募者…それぞれの思惑に迫る

1412_idol_c_02.jpgアイドルになるべくみんな必死。

――今回のオーディションは、オーディション雑誌『月刊デ☆ビュー』とのタイアップですが、どのような経緯で決まったのでしょうか?

M氏 まず、コラボでやろうと考えた理由には、一緒に連動してやった方が、オーディションの予算面でメリットがある、ということがありますね。

――『月刊デ☆ビュー』側にもうま味は、あったのでしょうか?

M氏 オーディションに合格した後のストーリーが作られているということですね。合格したらスタートではなく、アイドルカレッジは来年に新曲のCDがリリースされることが決まっています。レコード会社がついて、レーベルもあり、来年にCDをリリースするというところまで約束されているので、『月刊デ☆ビュー』さんも取り上げやりやすかったのかと思います。

O氏 やはり、その後の活動が具体的に決まっているのが重要ですね。オーディションをしても、グランプリになった後の具体的なことは記されていないことが多いんです。例えば、大きなオーディションだと結果についての記事は載るけど、「この子がグランプリになった」という話で終わりじゃないですか。でも、その先がすごく大事なんです。そこを読者にもちょっとずつ示していきたいなと思っているんですよね。今回のオーディションがうまくいけば、また次回もやりたいので。

――取材をする側も、記事にしやすいということですね。

O氏 合格後の出口をはっきりさせておけば、今のアイドルカレッジがどういう状況で、オーディションに受かったメンバーはどの位置にいるのか、ストーリーを示しておけるので、取材する側も掘り下げやすいと思います。それに、オーディションを受ける側に対しても、大事なところだと思うんですよね。受かった後の具体的なものを示しておかないと、その子が受かった後、一年くらい何やっていたかわからないということもありますし、随時募集しているオーディションだと、受かってもいつデビューできるのかわからないみたいですし。

M氏 あと、『月刊デ☆ビュー』に掲載したメンバー募集のオーディションに受かった子が現役のメンバーでいるんですよ。このグループに入ればこうなるという『月刊デ☆ビュー』にとっての“お手本”のようなものがあったので、今回のオーディションに協力してもらえたというのもあるのかもしれません。読者の子が応募して、アイドルカレッジに受かって、今現役で活動しているというのは、『月刊デ☆ビュー』さんにとってはいいことなので。

■アイドルはファンがいないとやる気半減!?

――やはり今回のオーディションに応募する子は、モチベーションも高いですか?

O氏 オーディションを受ける子は、いくつかアイドルのオーディションを受けている中でうちを受けていますから。モチベーションはスカウトの子とはやっぱり違いますね。スカウトだと、芸能界に興味なくはないけど、まったく芸能活動を考えていなかった子も多いので、かわいい服を着ることができるのかなとか、ライブって気持ちいいのかなという感じでくるのですが、実際はレッスンなどがあってすごく大変じゃないですか。でも、応募でくる子たちはある程度、レッスンが大変なことも見越しているのかなと感じることがあります。

M氏 1次選考を通過した参加者の中に、アイドルカレッジの主力になるんじゃないかという子は、何人かいたりしますね。

――そうすると、初めてオーディションを受けるという子は、あまりいなかったのでしょうか?

M氏 今回は100人近くの応募があり、僕は全員を面接したのですが、初めてオーディションに応募したという子は10人くらいいました。今さらなんでだろうと思いましたが、AKB48さんの影響もあり、アイドルへの評価が見なおされてきているというのもあるのかと思います。また、うちは23歳くらいまで応募をOKにしているので、18歳以上の子もけっこういました。

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