【アイドルオーディションの裏側】「オーディションは受かった後が大事」 事務所、雑誌、応募者…それぞれの思惑に迫る

1412_idol_c_01.jpg芸能事務所に聞くアイドルオーディションの裏側とは!?

“未来のアイドルをみんなと育てていこう”をテーマに活動するアイドルグループ・アイドルカレッジ。現在、そのアイドルカレッジが、SHOWROOM【編注:配信者と視聴者が双方向の動画配信サイト】を通して、ファンも審査に参加できるオーディションを開催中だ。最終的な新メンバーは、12月13日に行われるアイドルカレッジのワンマンライブで会場審査も含めた総合審査で決定される。

 今回のオーディションは、オーディション雑誌『月刊デ☆ビュー』(オリコン・エンタテインメント)とタイアップし、オーディションの選考中から、ダンスレッスンを行ったりと大掛かりなものだ。事務所、雑誌、そして参加者にはそれぞれどんなメリットや思惑があるのか。今回は、そんなオーディションを仕掛けた芸能プロダクション・BLUE ROSE代表のO氏、マネージャーのM氏にインタビュー。人気アイドルグループのオーディションの裏側に迫る!

■オーディション合格後の道しるべをつくってあげることが大切

――今回行なったオーディションの特徴を教えてください。

O氏 今回のオーディションは、ファンが投票もできます。今までは、僕らが選んで「この子が新人でデビューします」というのを、ファンは受け入れるしかなかったんです。しかし、今回はある程度の候補者がいる中で、ファンもオーディションの審査に参加できるようにしました。これは、僕らもファンの意見を参考にして、ファンが求める人材を知ろうという意図があります。

――これまでのオーディションは、どのように行われていたのですか?

M氏 最初の頃は、スカウトでメンバーを集めていました。僕がスカウトをしていたのですが、グループの規模が大きくなるにつれ、現場に出られる時間がなくなって、最終的に応募制にしなければならなくなったという背景があります。僕が外に出て探せればよかったんですけど、なかなかスカウトの作業ができなくなりまして、雑誌を使って募集をかけようとなったんです。

――そうすると、今回のオーディションは何回目になるのでしょうか?

M氏 今のアイドルカレッジの前身となるB.L.T.IDOL COLLEGEの時から含めると、10回くらいはやっています。

O氏 初期は『月刊B.L.T』という東京ニュース通信社のテレビ雑誌にバックアップをしてもらっていて、そこでオーディションを年に1度開催していました。もっとも、スタートした時はスカウトでメンバーを集めていましたが、もともといくつかの事務所とのコラボ企画だったんですよ。6年くらい前の話ですね。

――そこから、今のアイドルカレッジにはどのようになったのですか?

O氏 2012年にレーベルに所属したことがきっかけで “B.L.T.”という看板がとれて、今年で5周年目という節目になります。それで、12月13日のワンマンライブに1000人動員したいという中で、来年に向けて新しいメンバーも入れてさらに飛躍するために、今までとは違うオーディションをやろうとなったんです。今まで新メンバーが入る時は、事務所側でメンバーの審査をした後、ある日“重大発表”と言って、「今週新メンバーが入ります」というアナウンスをしていました。

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