「週刊少年ジャンプ」情報レビュー

『火ノ丸相撲』作者の意外な過去も!? 格闘技マンガが台頭する「週刊少年ジャンプ」

――発行部数267万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からご紹介!

1409_jump41_main.jpg「週刊少年ジャンプ」2014年41号(集英社)。

 本日発売の「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2014年41号から、順次新連載3本が開始となる。そのトップバッターとして、近藤信輔の『ジュウドウズ』が表紙と巻頭カラーで登場した。作者の近藤は、2012年~13年にかけて「ジャンプ」にてギャグマンガ『烈!!!伊達先パイ』を連載。今回の『ジュウドウズ』は、スマホアプリ増刊「ジャンプLIVE」2号で同名読切を掲載していた。ちなみに、本編中には長谷川智広の『恋のキューピッド 焼野原塵』(連載終了済)のキャラがモブとして描かれるなどの遊び心も散見される。前作のギャグマンガと違い、柔道をテーマにした格闘(スポーツ)マンガといった趣きの本作。相撲をテーマにした『火ノ丸相撲』が躍進を続けているだけに、こちらの飛躍にも期待したい。

 今週の掲載順は、クライマックスの様相を見せる『NARUTO-ナルト-』が前週の上位から中盤にまで下降する一方、『ハイキュー!!』『ワールドトリガー』といった中堅人気作が上位に浮上。加えて、『火ノ丸相撲』と『僕のヒーローアカデミア』という2つの新興作がセンターカラーを獲得するなど、新連載開始と共に動きを見せている。そんな中、今号では『ILLEGAL RARE』が最終回を迎えた。

 今号の注目は、今号より2号連続センターカラーと共に、単行本1巻が先日発売された『火ノ丸相撲』。現在、「ジャンプ」の公式HPでは特集企画が組まれており、1~3話が無料配信中だ(外部参照)。あわせて、壁紙の配布や無料コラム「推す!この一話」という担当編集者へのインタビューなども公開されている(外部参照)。このコラムによると、作者・川田のデビューは「モーニング」で、同誌の増刊「モーニング・ツー」(共に講談社)にも2回ほど掲載経験があるという。「モーニング」関連での“川田”作品としては、ダウンタウン・松本人志監督の映画『しんぼる』をテーマにした短編マンガ『松本・マンガ・人志 参の部屋 「赤ずきんちゃんと吉田」』などが確認できた[ちなみに、この“川田”は『Ns’あおい』(同)などで知られるマンガ家・こしのりょうのスタッフであると、こしののブログに記載されている]。「推す!この一話」企画ではそのほか、題材を“相撲”にする難しさや、女性の登場人物が少ない理由など、本作の裏話が明かされているので、ファンの方は是非チェックを。

 なお、前号で休載となることが発表された冨樫義博の『HUNTER×HUNTER』について、42号での休載及び43号以降の掲載が未定ということも明らかにされた。“マンガ家の職業病”ともいわれる腰痛による休載とされており、改めて一日も早い回復を祈るばかりだ。

(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)

烈!!!伊達先パイ 1 (ジャンプコミックス)

烈!!!伊達先パイ 1 (ジャンプコミックス)

主人公カップルが微笑ましかった思い出。

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