「週刊少年ジャンプ」情報レビュー

『HUNTER×HUNTER』休載! 代原の制作時間も気になる「週刊少年ジャンプ」

――発行部数267万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からご紹介!

1408_jump39.jpg「週刊少年ジャンプ」2014年39号(集英社)。

 本日発売の「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2014年39号の表紙と巻頭カラーは、最高潮を迎えるWC(ウィンターカップ)決勝最終局面を記念しての『黒子のバスケ』。今回、本編では激戦に決着がついた本作だが、人気投票企画が行われているファンブックは今冬発売予定、さらにアニメ第三期は2015年放送と、今後の話題には事欠かない。一方、一部のファンの間では物語の区切りといった点で「連載終了が近いのでは?」といった懸念の声もあがっている。次号もセンターカラーが決まっている人気作だけに、今後の展開に注目が集まる。

 今週の掲載順位は『黒子のバスケ』に続き、『ONE PIECE』『暗殺教室』『NARUTO -ナルト-』『火ノ丸相撲』『食戟のソーマ』と、おなじみの上位陣が並んだ。何度か言及しているが、アニメ化作品が並ぶ中、快進撃を続ける『火ノ丸相撲』は今回も上位に食い込んでおり、9月4日に発売される第1巻の売り上げに期待だ。反対に、前号の上位から中盤に大きく掲載順を下げたのは『ヨアケモノ』。新連載が5~7話を迎え、本格的に掲載順が気になってくるところ。そして、今号の最下位は『ILLEGAL RARE』。ここ最近は、下位順位が目立っているだけにこちらも目が離せない。

 今号の注目は、ネットニュースでも話題となった『HUNTER×HUNTER』の休載。今号と次号(40号)は、作者の冨樫義博が重度の腰痛により、休載とのこと。多くのファンが待ちわびている本作、41号での再開を目指して治療に専念しているとのことなので、一日も早い回復を祈りたい。ちなみに、情報ページではアニメ『HUNTER×HUNTER』が9月23日に最終回を迎えることが告知されている。2011年10月から放送が開始され、13年には日本テレビの放送時間が深夜へと移行したアニメ『HUNTER×HUNTER』。残酷描写にも果敢に挑戦し、徐々に評価を高めていった。本誌休載の間は、アニメを見て気を紛らわせてはいかがだろうか。

 そして、『HUNTER×HUNTER』の休載に伴い、今号には代理原稿(通称:代原)作品『笠原さんと雨の日に』が掲載されている。作者の繁在家政之氏は、「ジャンプ」のギャグマンガに特化した新人賞「Gカップ」出身の作家だ。気になるのは、「担当キムより一言」という担当編集からのコメント欄。急な掲載決定について、『このページを埋める為の「アレコレ」【編注:本作の原稿のことと思われる】の締切まで24時間を切っていた!!』といった一文があり、もしや本作は1日で制作されたのでは? と邪推してしまう。もちろん表紙にも本作のカットが載っていたり、この文自体がネタであることも考えられるが、代原の切迫感といったものをうかがい知れる一文といえるだろう。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)

departure!

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大地を踏みしめ過ぎたのかな?

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