「週刊少年ジャンプ」情報レビュー

荒木飛呂彦のイラストも…「週刊少年ジャンプ」 に掲載された“謎の見開き”が憶測を呼ぶ

――発行部数267万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からご紹介!

1409_jump40.jpg「週刊少年ジャンプ」2014年40号(集英社)。

 本日発売の「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2014年40号の表紙と巻頭カラーを飾るのは、最新単行本9巻の発売が迫る『食戟のソーマ』。既刊が累計400万部を突破して勢いづく本作は、9巻と同時にジャンプ・サポーターズブック「ジャンパック」『食戟のソーマ』も発売となる。この「ジャンパック」シリーズは、小冊子とグッズがセットとなった「コミックス、ファンブックに続く、第3のマストアイテム」(公式HPより)。同シリーズ第1弾は、7月4日に発売された『暗殺教室』だ。書店流通をしている同シリーズは、ファンブックと違い、グッズを豊富に収録。グッズショップに限らず、書店でのグッズ販売に乗り出したとも思える本シリーズの展開にも注目だ。

 今週の掲載順位では、メディア化作品が多く並ぶ中、『火ノ丸相撲』『僕のヒーローアカデミア』が上位に食い込んだ。上位をキープする『火ノ丸相撲』だが、9月4日発売の単行本1巻が電子書籍版同時発売、さらに初版部数増となっていることが、企画ページ「火ノ丸相撲解説席」で判明。8月30日からは宣伝公式ツイッター(@hinomaru_zumou)も開設されている。次号でセンターカラーとなる『僕のヒーローアカデミア』は連載開始前から公式ツイッターアカウント(@myheroacademia)を開設しており、もはや“「ジャンプ」の人気作にツイッターアカウントあり”といったところか。ツイッターと共に勢いづく新興勢力に注目したい。かたや最下位続きとなってしまったのは『ILLEGAL RARE』。『三ツ首コンドル』も、先週の中盤より最下位ひとつ前へと下落してしまった。次号より3号連続で新連載が待ち構えるだけに、今後の動向やいかに。

 今週の注目は、センターカラーを飾りつつ、最終回を迎えた『黒子のバスケ』だ。すでに犯人が逮捕・起訴されている脅迫事件でも話題となった本作だが、2008年末から連載が開始され、2012年4月にはテレビアニメ化。15年にもアニメ第3期が放送予定となっている。人気絶頂の中での連載終了を惜しむ声も上がる中、本作最終ページには、12月発売予定の増刊号「ジャンプNEXT!」で“「キセキ」が起きる!?”といった告知も。近年、年6回刊行となった「ジャンプNEXT!」では、『べるぜバブ』番外編や『SOUL CATCHER(S)』の移籍連載が始まっているだけに、嬉しい報せに期待したい。

 そのほか、『ジョジョの奇妙な冒険』で知られるマンガ家・荒木飛呂彦が描いたとおぼしきキャラクターが「少年ジャンプ、」と意味深に呟いている謎の見開きが話題となった。この見開きには、「http://p◯◯◯.shonenjump.com」という伏せ字のURLが添えられている。すでにネットでは「少年ジャンプ+」(http://plus.shonenjump.com/)というサイトが発見され、憶測を呼んでいる。同サイトで謳われている、9月8日、9月13日の更新予定が待たれるところだ。

 最後に、重度の腰痛によって39号、40号が休載となった冨樫義博の『HUNTER×HUNTER』は、「容態が回復しないため」に41号も休載となることが発表された。一日も早い回復を祈るばかりだ。

(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)

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