【初心者歓迎! アメコミ道場 Vol.0】

『キック・アス』『アベンジャーズ』のブームも冷めず…2014年はアメコミ元年!? 今からでも遅くないアメコミ入門

1403_amecomi1.jpgマーベル・アベンジャーズ事典(画像左)とTHE DC ENCYCLOPEDIA DCキャラクター大事典(画像右/共に小学館集英社プロダクション)

 空を見ろ! 鳥だ! 飛行機だ! いや、スーパーマンだ!! バットマンだ!!! スパイダーマンだ!!!! アイアンマンだ!!!!! X-MENだ!!!!!! ヤツラは、そう……アメコミだ!!!!!!! コミックはもちろん、映画やテレビドラマ、ゲームなどあらゆるメディアを席巻し、世界のエンターテインメント界の中心に位置するアメコミ宇宙(ユニバース)。そして、その波は確実に日本にも押し寄せている。

 近年、アメコミ映画が矢継ぎ早に公開される中、「ダークナイト」シリーズはトップクリエイターからの絶大な賞賛を受け、『アベンジャーズ』や『アメイジング・スパイダーマン』は公開年の興行収入のベスト10に入るほどの大ヒット。今春には日本制作によるマーベル初の男児向けテレビアニメ『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』の放送が開始されるほどだ。もはやエンターテインメントを語る上で、不可欠の存在となったアメコミ文化。本コーナーでは、そんなアメコミ作品の魅力や基礎知識、映画・ゲームなどの関連情報を紹介していこう。

 いつアメコミ始めるの? いまでしょ!

 ……すいません、図に乗りすぎました、【アメコミ道場】道場主の雑賀です。ちなみに道場主といっても、白帯です。というか、この世界、マジで『ファンタスティック・フォー』のギャラクタスみたいな化物(NOT 映画版)……いえ、偉大な先達が多いので、通信教育の空手道場か、e-Bayで買ったスウェットでヒーローになりきったつもりの初期のキック・アスくらいの生暖かい目で見守ってくれれば、これ幸い。

 でも、そんな私でも断言できることがあります。それは……今年2014年は、アメコミデビューを果たすのにもってこいの年! ということです。

 では、なぜ今年が最適なのか? その理由を大雑把に説明しましょう。

 アメコミ……とは言うまでもなく、アメリカン・コミック。つまりアメリカ産のマンガのことです。そして日本で見聞きするアメコミ、特にヒーローものの多くは「スーパーマン」シリーズや「バットマン」シリーズを有する“DCコミック”と、「スパイダーマン」シリーズや「アベンジャーズ」シリーズを有する“マーベルコミックス”という、アメリカの二つの大手出版社から出版されています。

 この二大出版社が近年、それぞれ新規読者を獲得するために、大掛かりなプロジェクトを進めているのです。

 まずDCコミックは、2011年に「NEW52」と呼ばれる大胆なリニューアルを行いました。何せ「スーパーマン」や「バットマン」なんて超長期連載シリーズ(約75年!)を抱えるDCコミックですから、時代に合わせるための設定のリニューアルやリブートは、何度も行ってきましたが、なんとこれはそれまで展開していたすべてのシリーズを一度終了、設定や従来のエピソードをリセットして、新たに52作のシリーズを立ち上げるという前代未聞の規模のものだったのです。(このあたりもいつか詳しく触れたいですね)

 かくして心機一転して始まった、過去作にとらわれることなく読める「スーパーマン」や「バットマン」などのシリーズが、次々と翻訳されている昨今は、まさにアメコミを読み始めるにはうってつけ、というわけです。

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