アメコミ・ヒーローは映画でも強し!『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』が好発進を見せる

――アニメ映画やマンガ原作映画など……今や日本の映画業界を語るにも、アニメやマンガは欠かせないものとなっている。そんな国内映画ランキングにおけるアニメ映画らを定点観測!

1402_mightythor.jpg映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』公式HPより。

 興行通信社発表の2月1日~7日の国内映画ランキング(観客動員数)によると、アニメ・マンガ原作・特撮映画関連では、先週5位の『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』が9位に、同6位の『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ』が10位にランクダウン。共に正念場といったところだが、来週もトップ10に残れるか、注目したい!

 かたや初登場4位は、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』。本作は、DCコミックとアメコミ界を二分するマーベル・コミックスの人気作で、2011年公開の映画『マイティ・ソー』の続編であると同時に、12年に公開され、15年には新作の公開も決定している『アベンジャーズ』の続編でもあるという作品だ。

 主人公のソー役に、甘いマスクとマッチョな肉体で注目を浴びるクリス・ヘムズワース。そして共演にはソーの恋人ジェーン役にナタリー・ポートマン、ソーの父親であるオーディン役にアンソニー・ホプキンスという2人のアカデミー賞俳優がサイドを固める。さらに『アベンジャーズ』で、熱狂的な“ロキファン”を生んだ邪神・ロキ役のトム・ヒドルストン、最強の敵・マレキス役には、ドラマ『ドクター・フー』や『ヒーローズ』のクリストファー・エクルストンが起用されるなど、キャストにも注目が集まっている。

 また、監督には『SEX AND THE CITY』や『マッドメン』『ゲーム・オブ・スローンズ』といったテレビドラマを手掛け、2015年公開予定の『ターミネーター』最新作の監督の最有力候補とされているアラン・テイラー。製作総指揮にマーベル・コミックの伝説的編集者であるスタン・リー、音楽を『ワイルド・スピード』シリーズ、『エクスペンダブルズ』シリーズのブライアン・タイラーが務めるなど、スタッフも盤石の態勢だ。

 日本のマンガが映画化されると、とかく賛否両論、毀誉褒貶にさらされやすいが、アメコミはもともとヒーローの造形やストーリーが映画に向いているせいか、原作が人気作であればあるほどヒットの傾向にあるようだ。ヒーローにしろ、ダークヒーローにしろ、スタイリッシュな外見でスピード&パワー感満載のアクションを繰り出す姿は、ファンが映画に求める醍醐味・エンターテインメント性の根本が詰まっているようにも思える。

 来週には『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』のランクインが確実視されているので、日米のヒーロー対決にも期待したい!
(文/高橋ダイスケ)

1/9 マイティ・ソー / ダーク・ワールド マイティ ソー (未塗装キット)

1/9 マイティ・ソー / ダーク・ワールド マイティ ソー (未塗装キット)

北欧神話のトール神といったほうが伝わるかと。ミョルニル。

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