『ラピュタ』にそっくりなシーンも!! 存在意義を問われた『ガリレイドンナ』10話を振り返る

――毎日、何本ものアニメが目まぐるしく放送されている現代日本。これだけ放送本数が多いと、見るのだって一苦労……。そんな悩める現代オタクのため、「おたぽる」がオリジナル作品を中心にテレビアニメ・レビュー! これさえ読めば、気になるあのアニメのあらすじから評判までがまるわかり!!※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『ガリレイドンナ』
第10話「時空金魚 後編」

1312_galilei10.jpg『ガリレイドンナ』公式HPより。

【今週の極私的見どころ!】
あと1話でどう締めるのか。それがある意味、最大の見どころ。

【今週のオススメ度】
★★☆☆☆
(前回のあらすじはこちら

 ガリレオ・ガリレイ(CV:梶裕貴)が生きた16世紀イタリアにタイムスリップしてしまった星月(CV:日高里菜)。もとの世界に戻るため、ガリレオと星月は「ガリレオ号」と名づけた飛行機を設計します。飛行機が無事に飛ぶかどうか、実験を重ねる2人。そして徐々に近づいていく2人の心……。

 ガリレオの計算によると、明日の夕方に星月が現れた時と同じ雲が発生する。その雲に飛び込めば、元の世界に戻れるかもしれないのです。

 その晩、ガリレオ号の最終調整を行ったあと、ガリレオは星と月の観察をしていました。そこへ現れた星月は、ガリレオがまさに今描いていた“月のスケッチ”を見つけます。ですが、この時点ではあのラブレターのような文章も、スケッチの在処を示す鍵も、記されてはいませんでした。

「星月、1つ聞きたいことがある。お前はこの時代の人間じゃないんだな」……ってガリレオ、今さらですか!? そしておもむろに金平糖を取り出し、星月に手渡します。「行き詰まった時によく食べるんだ」とガリレオ、「私はいつも食べてる!」と星月。かわいい……。それにしても、金平糖ってこの時代にもあったんですね。

 翌日、ついにガリレオ号で空へ飛び立つ瞬間がやってきました。その直前、星月はガリレオに金魚の模型(?)をプレゼント。「ガリレオに持っててもらいたいなって」って星月ちゃん、かわいい……(2回目)。でも、金魚はリアルすぎてちょっと気持ち悪い……。

 その後、ガリレオと星月を乗せたガリレオ号は、無事大空へと飛び立ちます。「飛んだ……飛んだぁ~!」とガリレオも大喜び。感動のあまり自分の気持ちを語り出したガリレオ。その様子から、星月は月のスケッチに記されたラブレターが、自分へ向けたものであったことに気づきます。ガリレオがつぶやきます。

「今一瞬、俺らしくない考えが脳裏をよぎった。このままいつまでも、いつまでも永遠にこのガリレオ号で飛び続けていければなぁって。星月と一緒に」

 そりゃそう思いますよね。わかります。星月ちゃん、かわいいもの(3回目)。

 ですがそんなことを言っている場合ではありません! そのままスピードアップして雲の中に飛び込んでいった2人。強く光りだす星月のペンダント。そして星月は雲の中へと吸い込まれ、消えてしまったのでした。それにしても、あまりにも『天空の城ラピュタ』っぽくないですか!? このシーンは!

 次の瞬間、星月は元の世界へ戻っていました。3姉妹へと向かってくる3機のミサイル。大ピンチ! と思いきや、そのミサイルをシシーニョ(CV:神谷浩史)が撃ち落とします。「行け! バンビーナ! お前は俺が守る!」って、えええ!? 結局シシーニョが助けてくれるオチ!? 

 そのまま「ガリレオ号」に乗り込み、飛び立った星月たち。しかし、追ってきたメシェにより、あっけなく追撃されてしまうのでした……。



「この回必要なの?」との疑問がネットの反応でも多数見られた今回。確かに、話はほとんど進んでいませんでしたね……。さらに、『ラピュタ』を彷彿とさせるような雲の中でのシーンにも、ネット民が大きく反応していました。

 公式サイトの予告映像によると、次回は3姉妹が裁判に掛けられてしまう模様。あと1話で話をどう終わらせるのでしょうか!? いろいろな伏線は回収されるのでしょうか!? すべては来週、明らかに!
(文/ロペ子)

『ラピュタ』にそっくりなシーンも!! 存在意義を問われた『ガリレイドンナ』10話を振り返るのページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!