拷問シーンが見どころ!? 緊迫したストーリーが展開された『サムライフラメンコ』の評価は?

――毎日、何本ものアニメが目まぐるしく放送されている現代日本。これだけ放送本数が多いと、見るのだって一苦労……。そんな悩める現代オタクのため、「おたぽる」がオリジナル作品を中心にテレビアニメ・レビュー! これさえ読めば、気になるあのアニメのあらすじから評判までがまるわかり!!※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『サムライフラメンコ』
第9話「抗えぬノルマ」

1312_samurai9.jpg『サムライフラメンコ』公式HPより。

【今週の極私的見どころ!】
 キング・トーチャー(CV:速水奨)による拷問。これに尽きる!!

【今週のおすすめ度】
★★★☆☆
(前回のあらすじはこちら

 街中で「髪の毛がすべて枝毛になる毒」入りのポケットティッシュを配る怪人・ヤキゴテピラニアが、サムライフラメンコこと羽佐間正義(CV:増田俊樹)の前に立ちはだかります。見事に怪人を負かす羽佐間ですが、毎週出現する怪人に街の人々はすでに無関心。人を殺した犯人グループ(怪人)とはいえ、毎度目の前で爆死していくのに、順応力高すぎない?

 一方、真野まり(CV:戸松遥)は、正義活動を完全放棄。「どうして最近、現場に来ないんだ」と憤る羽佐間に、「(戦闘パターンがマンネリ化してて)やってらんない」と言い切ります。こんな“正義の味方”イヤだ。日に日に不満を募らせていくまりは、ニュースサイトを運営する今野明(CV:三上哲)にインタビュー撮影を依頼して、キング・トーチャーに宣戦布告をします。

 その動画を見た後藤英徳(CV:杉田智和)は、まりを心配するものの、「私は止めて、アイツ(サムライフラメンコ)には協力するの? それってすごく不公平で屈辱」とまりに反発されます。その直後、怪人の出現した現場に遅れて到着した後藤に、羽佐間は「後藤さん彼女(フラメンコダイヤ)をひいきにしているんですね。不公平だな」と責められます。これにはさすがの後藤も我慢の限界!! 警察をやめる覚悟で、サムライフラメンコの担当を降りる決心をします。

 そんな最中、羽佐間のマネージャー・石原澄(CV:中村千絵)は今野から「結婚してくださいませんか?」と熱烈なラブコールを受けます。「私はあなたと仕事以外でお話する気はありません」と怒る石原は、文句を言っている途中で切れた通話に、さらに怒りを募らせます。しかし、場面が変わって現れた今野は、なんとキング・トーチャーに拘束具を付けられ、血まみれでした! 並べられた拷問道具がガチなんですけどっ!? 「拷問はコミュニケーション。君は私に似ている」と言うキング・トーチャー。今野は「人として美しく死ぬか、人でなしとして面白く生きるか」……究極の選択を迫られます。キング・トーチャーはそうとう“キテる男”ですね……前回“小物”なんて言ってすみません!!

 それからしばらくして、羽佐間の携帯に届いたのは、拷問されて気を失ったフラメンコダイヤの画像。キレイすぎる「調教済みフラメンコダイヤ」の作画から、作画担当の意気込みを感じます! 続けてかかってきた電話で、キング・トーチャーは「私の部下たちは、この戦いを盛り上げるために命を散らしてきた。それが、彼ら怪人のノルマだったからだ」と言い、「正義と悪として、ノルマを果たそうではないか」と羽佐間に“最終決戦”をけしかけます。今回の副題にもなっている“ノルマ”の意味が重すぎる……。

 急ぎキング・トーチャーの元へ向かう羽佐間。そんな火急の時でも、ザコキャラは羽佐間の行く手をはばみます。「今ザコが僕の前に立つんじゃない!」と怒る羽佐間に、彼らは言います。しかし、羽佐間に対してザコキャラは「場所や状況に関わらず、正義の味方には全力で立ち向かう。これが俺たちのノルマだ」と、声を上げます。……どうしよう。今まで「キー!!」しか言わなかったザコキャラがカッコイイ。サムライフラメンコ、早くもピンチ!? と思ったその時、武器開発担当の原塚淳(CV:大川透)が登場! 羽佐間に新開発した“文房具”を渡し、原塚は叫びます。「ここは俺に任せて、先に行け!!」え? ここで登場するなら師匠の要丈治(CV:小杉十郎太)がセオリーでは??

 果たして、サムライフラメンコは無事フラメンコダイヤを救出できるのでしょうか? 今野は闇堕ち決定? 原塚は死亡フラグ? 次回、どうなる最終決戦!?



 1クールで終わりそうなほど、緊迫したストーリーが展開された第9話。キング・トーチャーの持つオーバーテクノロジーの発見で、世界観がさらに飛躍しました。2クール目は宇宙戦争でしょうか? 視聴者からは「コメディとシリアスの落差が激しすぎるせいで不安」、「未知の物質を扱う組織に、警察や民衆が無関心なのが違和感」とマイナス評価が多い中、「トーチャーのキャラが立ってきて面白い」、「拷問シーンで視聴継続」などの好意的な意見も見られました。ギャグ好きで、シリアスはもうたくさんと思った視聴者はオフィシャルサイトの「story」ページにある「MOVIE PLAY」をクリック! 救われますよ。
(文/牧野絵美)

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