『仮面ライダー鎧武』を直前にジャニタレが降板!? 特撮ヒーロー界にジャニーズ参入か?

 ジャニーズの肖像権管理の厳しさはつとに有名だが、近年その制限が緩くなったといわれてきた。だが、ジャニタレが出演するドラマの公式HPを見ると、写真掲載はいまだにかなり限定的なものだと思われる。たとえば、木村拓哉主演のTBS系ドラマ『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』の公式HPでは、メインビジュアルにこそ木村の姿があるものの、「あらすじ」のページには不自然なほど主役である木村を写した画像が掲載されていない。また、雑誌の表紙を飾っても、出版社のHPでは塗りつぶし処理を施されるなど、なんともひどいことになっているのが現状だ。

 一年間放映される仮面ライダーのメインキャラクターともなれば、番組HPだけでなく児童向け図書や各種商品など、俳優の写真が使われる機会はケタ違いのはず。このあたり、以前から指摘されてきた「ジャニーズ事務所にとって、タレントの写真は商品そのものである」という考えと、テレビ局や映画会社含む一般企業とのネットでの考えのズレが大きくなっているとしか思えないところだ。

「『鎧武』のプロデューサーであるT女史は、10年ほど前にイキのいい若手を続々投入してイケメンヒーローブームを牽引した『仮面ライダー龍騎』を担当していました。女性ならではの役者への目利きがすごい。彼女、番組開始前には”『鎧武』をヒットさせられたら、もう会社を辞めてもいい”なんて周囲に漏らすほど思い入れがあるようですし、初のジャニーズ・ライダー誕生となれば相当な話題を集められたはずなのですが」(イケメン俳優誌ライター)

 実は鳴り物入りで始まった『鎧武』だが、視聴率的にも商品売り上げ的にも期待したほどには伸びていないとの説もある。一方で、ジャニーズ自体はヒーロー番組に注力し続けているという情報も。

「実はこの夏、ずっとジャニーズ系主演で押さえられている日テレの深夜ドラマ枠で『仮面ティーチャー』という作品が放映されていました。『GTO』などで知られる藤沢とおるのマンガを実写化したドラマで、高校教師に扮したKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔がマスクを被って正体を隠し不良生徒らと対峙する内容。特撮マニアの間ではほとんど話題に上りませんでしたが、東映作品にも参加したスタントチームを起用して、かなり本格的アクションを見せていました。来年の2月には劇場版も公開されるようですし、いよいよジャニーズ事務所自社でヒーローモノの市場に切り込む算段があるのかもしれませんね」(前出・テレビ誌編集者)

 東映の牙城にジャニーズが切り込むこととなるのか? 思わぬところで場外乱闘へ発展となった形の東映とジャニーズ事務所だが、正義のヒーローならば正々堂々と決着をつけてもらいたいと思うのは考えが古いのだろうか。
(文/谷中明正)

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