TVアニメ『バック・アロウ』親友と敵対することに萌える第5話

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TVアニメ「バック・アロウ」 公式サイトより

 今回はシュウとカイのメイン回。前回寝返ることを宣言したシュウだったが、彼とカイには二人だけで交わした「北壁の誓い」があった。親友が裏切るとは信じられないカイが、彼の元に訪れ真意を訪ねることになるのだが。

 二人は15年前にレッカ凱帝国の奴隷のような存在となり、ラクホウを回収するために走りまわされていた。10年前のその日も二人は落ちているかどうかもわからない場所を走って探せと厳しく怒鳴られていた。だが監視の目がなくなると、シュウはカイにここにラクホウはないと言い捨てる。彼は出現角度や風の情報から落下地点を割り出していたのだ。

 カイと共に、割り出した落下地点に向かってみると本当にラクホウがそこにあった。反乱軍もいたが、そこはカイの力で排除。これで少しは名をあげることが出来ると喜んでいると正規兵が自分たちの手柄を横取りしようとやってくる。壁際族の彼らはたとえ味方であっても人間らしい扱いをしてもらえないようだ。

 刀を振り下ろす輩の攻撃をシュウがその腕で受け止め、カイを守りたとえ辺境の出であろうと反乱軍を退かせラクホウを得たのは二人の力であり、それをむざむざ殺そうとするなどおかしいと主張する。 するとそこに、レッカ凱帝陛下が自ら現れ、シュウとカイの働きは回収部隊一隊に相応すると言って名を聞いてくれた。ここから二人の快進撃が始まったのだ。

 シュウはまだグランエッジャの面々には信用されず、拘束されたまま乗艦内へと通される。そのシステムを見ると興奮が抑えられない様子。基本的なオペレーションシステムはレッカと同じ様子だということを知るとソーラたちに指示をだして艦内の照明や空調を整えてくれる。こういった細かいことがわかる人が少ないことがこのグランエッジャの弱点でもあったが、シュウが仲間になればその謎などが少しずつ解けると自らをプレゼンするが、まだ彼への不信感は解けない。

 シュウは自分への警戒は置いておいて早く手を打たないと最強の敵がやってきてしまうという。すると、グランエッジャを動かすことができるエルシャから前方に敵が一人いるという報告が入る。

 兵などを連れずに現れた敵は、カイ。一人なら対戦も余裕だろうと高を括るグランエッジャの面々だが、シュウは彼一人で千機のブライハイトに相当すると注意を促すが、その言葉を信じずにエルシャはカイに向かっていってしまう。もちろんその攻撃はカイにいともたやすく反撃され、グランエッジャ全体に大きな衝撃を与えてしまう。あわてたエルシャはブライハイトで対戦ンしようとするが圧倒的な武力差を見せつけられてしまう。

 カイも女性に手を出す気はないようで、グランエッジャ内にいるだろうシュウに話しかけてくる。レッカを裏切るというのは本当なのかと問い変えてくるカイに、シュウはあっけらかんとレッカは沈みゆく船であり、北壁の誓いをした際にはもう一度その船をはしらせようとしたが、新しい船を見つけてしまったのだと説明した。

 カイは自分との誓を忘れたことが信じられないのか、その誓のことを持ち出してくるが、シュウはバック・アロウとグランエッジャが今の自分の夢になったときっぱりと返されてしまう。カイはそのままブライハイトでグランエッジャに攻撃を仕掛けるが、今回はアロウがその前に立ちはだかる。

 アロウの信念なき故の分裂技を使ってカイを追い詰めるが、彼の動きはシュウが千機のブライハイトに相当すると言っていたのも納得のつよさを見せあっという間に返り討ちにあってしまう。

 カイはシュウが新しく頼ろうとしているこのアロウはこれだけ弱いのだと、見せつける。グランエッジャの面々もアロウ劣勢に動揺が走る。

 シュウは自分がいないとカイには勝てないというが、そもそもシュウが勝手にこっちにやってきたからグランエッジャが危機に陥っていると感じている。アロウが来てから村の危機は募るばかりで村長は二人に出ていってもらいたいと強く感じるが、自分たちがいなくなってもエッジャ村は襲われることになるとシュウに説得され、カイを止められるのは自分だけだと言い切られたことで、村長はシュウの拘束をとってやるようにビットに命じた。

 シュウは自由になるとソーラに何やら頼み事をしてレッカと対話を試みることに。カイと改めて話しても、シュウがレッカを捨てる意思は変わらない。エッジャ村の面々に信じてもらうために、レッカ側のブライハイトも大量に破壊したのだし、もう戻ることはできないだろう。

 だがシュウはその損害を上回るだけのバインドワッパーを、今までレッカが得られるだけの働きをしてきたと自負しているようだ。

 カイは二人で交わした北壁の誓を忘れたのか、とシュウに迫る。5年前バインドワッパーを始めて装着し他のものとは違う信念を披露して将軍の位をもぎ取った日。その日にシュウと同じ場所に自ら傷をつけ、この国を二人で変えると約束をしたのだ。忘れたとは言わせない、と傷口を掲げたカイだったが、シュウは同じ傷があるはずの腕を差し出すと、その傷がきれいさっぱりなくなっていた。

 ケガが治りやすい体質だといって、傷がないからとその約束も消えてしまったかのようにふるまうシュウ。

 そしてシュウはカイに国を変えたいなら変えればいい。自分は世界を変えたい。そのために必要なのはカイではない。と告げる。

 今ままで一番近くにいたからこそ、敵に回ればシュウほどやっかいな相手はいないことを知っているカイは、シュウを裏切者として命を絶つことに決める。生身の体で大きな剣を構えシュウに振りかぶろうとするが、それを止めようとするのは、生身のアロウだった。

 アロウはシュウが自分の過去を丸ごと捨てる覚悟で自分たちの側についたことを理解し、過去の無い自分がその覚悟の分までシュウを守ろうとしたのだ。二人はそのままブライハイトに変身し戦いを続けようとするが、シュウがソーラに命じて極大信念粒子法を発射させたことで戦いは止まる。

 シュウはその攻撃を都に打ち込むと言っている。こんなに離れた場所からでは届くはずがないとタカをくくるカイだったが、確かに都には爆発が起こったという報告が入っている。

 シュウはこの乗艦は禁断の書に書かれていた世界を滅ぼすモノゆえに、都を火の海にすることも可能なのだという。カイが怒りに任せて闘う気持ちもわかるが、このままだと罪なき人まで多くまきこんでしまうことになると国を変える資格をなくしてしまうのでは? とカイを挑発する。

 卑怯だ、と悔しがるカイだがシュウもカイ相手だから卑怯な手を使わざるを得ないのだとさらに攻撃を続けることをほのめかし、カイが撤退するように仕向ける。

 カイは都を守るため、この場からの退却を決めた。カイが姿を消すと、シュウはこの作戦がハッタリだったことをエッジャ村の面々に告げる。カイの性格を知り尽くしているからこそできた作戦だ。

 こうしてカイとシュウは誓いを立て合った親友から最大の敵へと変わってしまった。レッカ凱帝国では、シュウの元部下のレンも、彼を始末したいとカイの元へやってきた。

 カイと敵対することもシュウの作戦の内に入っていそうな気もするが、親友と敵対してしまう部分は妙にグッときてしまった。次回はサブタイトルからなんだかふざけているような感じを醸し出しているが果たしてどんなエピソードになるのか?!

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