「バーチャルボーイ」だけじゃない! 時代を先取りし過ぎたゲーム機3選

●ドリームキャスト

 まずはセガが1998年にリリースした「ドリームキャスト」。まさに“夢のゲーム機”と呼ぶにふさわしいスペックで、当時のゲーマーたちを驚かせている。まずCPUは、この時代としては破格の128bit。さらに同ゲーム機には通信用のモデムが標準装備されており、ネットワークを利用したゲームの分野も開拓していた。

 しかし「ドリームキャスト」は、“ゲーム機史上稀に見る負けハード”と言われてしまっている。発売当初は宣伝の効果もあり飛ぶように売れたのだが、ハード本体の製造が間に合わず十分な供給ができない事態に。そうこうしているうちに「PlayStation2」が発売され、大幅な値下げを余儀なくされてしまう。その後セガは「ドリームキャスト」の製造を中止して、約811億円の特別損失を計上。ハード事業からの撤退を宣言した。

●「プレイステーション・ポータブル」go

 最後はソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の携帯ゲーム機「『プレイステーション・ポータブル』go」。PSPシリーズの新モデルとして、2009年に発売された。当時はまだディスクなどを購入してゲームをするのが主流だったが、同ゲーム機ではUMDドライブを廃止。フラッシュメモリにゲームを「PlayStation Network」からダウンロードする形で、ソフトを購入できた。

 しかし「PSP go」の発売当初は、“ダウンロード販売のみ”という当時としては斬新なモデルに批判が殺到。売り上げもそこまで伸びなかったようで、発売から約1年後には1万円ほどの値下げがされている。とはいえ2020年現在は、ソフトをダウンロードで購入するのが当たり前の時代。そのため「『PSP go』の試みは、今思えばそこまで悪くなかった」「ダウンロード販売の先駆者的なゲームハード」と再評価する人も少なくない。

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