ドラマ『俺の話は長い』満のトークスキルが冴えわたるも、小池栄子のイメージがちょっとアレな第2話

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『俺の話は長い』公式HPより

 主演・生田斗真。物語は脚本を手掛ける金子茂樹の完全オリジナルドラマ『俺の話は長い』。第2話がオンエアされた。

其の三 焼きそばと海

 岸辺家と綾子(小池栄子)一家の同居が始まった。春海(清原果耶)が登校拒否をしていたのは、好きだった同級生の陸(水沢林太郎)が、親友と付き合いだしたのが理由だとわかる。

 そんな中春海が学校を再び休むと言い出し、綾子が満(生田斗真)に成功報酬5千円で説得を頼んでくる。行きたくない理由はフォークダンスの練習で、陸と彼女が踊るのに耐えられなかったのだ。

「婆ちゃんをこれ以上悲しませるな。無職の息子だけならまだしも不登校の孫まで家に残して一生懸命働いてるんだぞ?どんな気持ちか考えろよ」「婆ちゃんのことを悲しませるのはオレ一人で十分足りてるんだよ」「満兄ちゃんこそハローワーク行きなよ」と返り討ち合う満。そして迷っていた春海は…。

 『俺の話は長い』というタイトルから、始まるまではクドクドと一人で5分くらい話し続ける生田斗真の姿を思い浮かべていたが、屁理屈がうまいというだけで特段話が長いという印象を受けない。このドラマは会話のテンポがよいので、そのラリーが長くても特にイラつくこともなく、むしろテンポの良さと押収の小気味よさが面白さを増しているように感じる。

 姪っ子の春海の不登校の理由を知ってしまった満たち。好きだった男子が自分の親友と付き合い始めたことが原因だとか。その話を聞いた翌日、春海がまた学校に行かないと言い出した。それを説得することを5000円で引き受けてしまった満は、必死で晴海を説得するが……。

 この姪っ子・春海ちゃんも口が達者というか、頭の回転が早くて見てて気持ちがいい子だ。満もなんだかんだいって、この姪っ子がかわいいようだ。口で負けて一度は引き下がった後、昼食で再度話し合ったことで春海も学校にいくことができた。
 
 成功報酬を手にした満がさらに春海の塾の送迎を買って出てあげたことで、さらに1000円も手に入れた満は春海と一緒に傷心の海へとドライブに出かける。この話術は本当にすごい。満の交渉術、勉強になる。

其の四 コーヒーと台所

 満は寝る前の朝5時半に、起きてきた房枝(原田美枝子)に珈琲を入れるのを日課にしていた。その習慣に文句をつける綾子。以前珈琲の店の起業に失敗した時の道具が入った段ボールを満がまだ捨てずにいるのを目撃し、再起業への未練を疑っていたのだ。

 同居することによって口論が増えた姉の綾子。今回は毎朝母にコーヒーを淹れる満についてぐちぐちと文句を言い続ける。
 
 今回の口論の元になった毎朝の母へのコーヒー淹れ。それは以前満がやっていたコーヒー店への未練の表れだと、いちゃもんを付けたのだ。ただの親孝行の一環だという満の意見は聞き入れてもらえず、その物言いに満も怒り、じゃあもうコーヒーを入れない、とへそを曲げてしまう。

 綾子は満にだけではなく、旦那の光司もギターを捨てろだのなんだのと言って思い出に口出しをしていた実績もあるだけに、なんとなくモヤモヤしてしまう。

 ほぼ全ての楽器は処分していたものの一番思い入れのあるものだけは捨てるに捨てられずコインロッカーにいれて凌いでいたが、さすか流石に限界とのことで、満行きつけのバーで預かってもらうことに。満のコーヒー道具も預かってくれると申し出てくれたが、満はそれを拒否してしまう。

 宣言通り母への朝の珈琲もやらなくなり、どこか寂しそうな母。これで満がニートを脱却するわけでもないから本当に余計なことをしただけになっている綾子と、最悪な展開になってしまった。

 ラストではリサイクルショップに荷物を運び、迷いながらも売り払ってしまうのだった。
果たして本当に満はコーヒーショップを諦めてしまうのか? 姉は少しは反省したりする展開は待っているのか?! 春海の想い人だった少年が母の店にやってきた真意とは? 来週のやりとりも楽しみだ。
(文=三澤凛)

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