ゆるめるモ！・あのが脱退　“事後報告”でも「そんな気がしてた」「あのちゃんらしい」とファンは受け入れ姿勢？

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　4人組アイドルグループ「ゆるめるモ！」のあのが、9月30日付でグループを脱退した。

　ゆるめるモ！は、「(窮屈な世の中を)ゆるめる」、「You‘ll Melt More!（あなたを もっとトロけさせたい）」というコンセプトのもと、街頭スカウトで集めたメンバーで2012年10月に結成された4人組ガールズグループ。

　ニューウェーブを軸に、エレクトロ、クラウトロック、シューゲイザー、ハードコア、ヒップホップ、アンビエント、テクノ等々、多彩なジャンルを内包した楽曲を展開。POLYSICS、DOTAMA、ナカコー（ex.SUPERCAR）、後藤まりこ、ヤバイTシャツ屋さん 、ヒステリックパニック、ギターウルフ、MIYAVI、氣志團、大森靖子など、ジャンル・世代を問わないミュージシャンとの共演・コラボレーションも特徴で、アイドルファンのみならず、ロック好きやパンク好きなど、幅広い音楽ファンから支持されてきた。

　サマーソニック、TOKYO IDOL FESTIVAL、@JAM EXPOなど数多くのフェスやサーキットイベントにも多数出演するほか、ベトナム・台湾・上海・香港・バンコク・韓国などでも計10回に渡って公演を行うなど、海外人気も高い。

　そんなゆるめるモ！は、メンバーの加入と卒業を繰り返しながら、16年7月にけちょん、しふぉん、ようなぴ、あのの4人体制に。今年8月にはミニアルバム『SHAKER PEACEMAKER』を引っ提げた全国5都市を巡るレコ発ツアーを完走し、10月4日には渋谷WWWにて7周年記念ライブが予定されていたが、楽しみにするファンの期待とは裏腹に、9月29日に東武動物公園にて行われた野外ロックフェス『夏の魔物2019』が「ゆるめるモ！」のあのとして最後のステージとなった。

　翌日の30日、あのはTwitterを更新。「僕、『あの』は、本日付けでゆるめるモ！を脱退させて頂きました。今まで応援して頂いた皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。今後のことは自分なりに考え、創作・発信していきたいと思っています。ありがとうございました」とファンに感謝を綴っている。

　ネット上では「急すぎる」「最後だったなら行けばよかった」「寂しい」という声もあるが、意外にも、「卒業ライブないのはあのちゃんらしい」「あのちゃんらしい辞め方」「7周年ライブ4日前に脱退、めちゃくちゃだけどまぁあのちゃんだから……ですべて納得できてしまうのがあのちゃんだなぁ……」と、突然の報告を、ファンは意外にも受け止めているようだ。

「あのは、掴みどころがない不思議なキャラクターと、ライブで見せる激しいパフォーマンスのギャップが魅力。アイドル以外にもモデル活動を行うほか、女優としてドラマや映画に出演するなど幅広く活躍しており、“病みかわいいアイドル”としてグループ内でも人気は断トツです。今年4月にはバラエティ番組『しゃべくり007』（日本テレビ系）に次世代アイドルとしてソロで出演し、話題になりました。

　しかし、『なんとなくそんな気がしてた』『遅かれ早かれこうなる予感はしてた』と、彼女の様子から“何か”を感じ取っていたファンもいるようで、実際に『夏の魔物』でのラストステージは、『今まで見たことないぐらい晴れ晴れした爽やかな表情だった』との声も。何をしでかすのかわからない“危なっかしさ”みたいなところも彼女の魅力でしたから、事後報告でも意外に怒りの声が少なかったのかもしれません」（アイドル誌ライター）

　なお、現時点では具体的な脱退理由は明かされていないが、メンバーバンドのみならず様々なライブでギター演奏を披露してきただけに、ネット上ではファンからバンド活動を熱望する声も上がっている。今後の活動に注目だ。