「動物はおかずだデモ行進」呼びかけ人が熱弁 「動物はごはんじゃないデモ行進は部落差別」

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『やや日刊カルト新聞』より

 動物は食べ物じゃない! という思想のもと、2019年6月1日に東京都で開催される「動物はごはんじゃないデモ行進」(March to Close Down All Slaughterhouses)。

 アニマルライツセンターが主催するこのデモへのカウンター活動「動物はおかずだデモ」が話題になっている。食肉文化を否定し世界各地で活動が話題になっているヴィーガン。それに対抗する活動の目的はなんなのか。

「今日、注意事項とかを確認しようと思って渋谷署に電話をしたのですが警察としては、<やめろ>とのことですが……やります!! こんな活動なんて物好きが5、6人来るくらいだと思ってたんですけど、すっかり話題になってしまって。どれだけ集まるかわかりませんよ」

 そう話すのは「動物はおかずだデモ行進」を呼びかける藤倉善郎さん。カルト問題を扱う『やや日刊カルト新聞』などで知られる藤倉さんは「動物はごはんじゃないデモ行進」と、それを主催するアニマルライツセンターを「肉食をする人へのヘイトスピーチ」であると指摘。そして、このデモが「部落差別である」と鋭く批判する。

「先日、アニマルライツセンターの代表理事・岡田千尋氏は<サイゾーウーマン>の取材の中で<私たちは一人の厳格なヴィーガンを作りたいわけではなく>と発言しています。しかし、彼らはデモのタイトルには英語で<March to Close Down All Slaughterhouses(訳:すべてのと畜場を閉鎖するための行進)>と掲げています。すべてのと畜場が閉鎖されればヴィーガンになることを強制されますよね。それに日本語では<動物はごはんじゃないデモ行進>とだけ書き、英語でのみ表記しているのです。本来の意図を巧妙に隠しつつ、日本では長らく差別にさらされている、と畜等の関連産業に従事する人々の仕事を奪うことを目的としたタイトル。アニマルライツセンターのデモは部落差別を含んだヘイトスピーチです」

 さらに英語でだけ、と畜場の閉鎖を要求するタイトルを掲げる背景には海外にニュースを発信する意図があるとも。

「社会を騙して、ニュースをつくり出そうとしているんですよ……一見、限られた人だけがやっているように見えますが、先に話した部落差別の問題に加えて、犬食文化の伝統がある民族へのヘイト発言の萌芽もあります。彼らの持つ左右の思想を超えたレイシズムが拡大していくことへのヤバさを感じています」

 批判は鋭い藤倉さんだが、カウンター活動はあくまで、楽しくやることができる人だけに来て欲しいという。

「単にヴィーガンが嫌いな人が集まって騒ぐのは避けたいと思っています。怒るのは当然ですから止めろとはいえません。でも、憎悪を向けるだけでは……これからネットでも告知していきますが、とにかく楽しめる人に来てもらいたいですね。こちらの掲げる趣旨の範囲内でやってくれる人はなにがあっても助けますけど、そうじゃない人は守りませんからね」

 藤倉さんは、参加者にはさまざまな食べ物を持って集まるよう呼びかけているが、具体的にはどんな食べ物がオススメなのか?

「肉や魚に卵、牛乳に、フライドチキン。小分けのサラミとかを沿道で配るのもよいでしょう。あと、呼びかけでフランクフルトと書きましたけど、串に刺さったものは人が集まると危ないので止めましょう。それに、差別の問題を掲げる中で、さいぼしや油かすなどもよいのではないかと思っています」

 少人数で実施するはずが、予想外の反響に驚いているという藤倉さん。今後、実施までの間にも『やや日刊カルト新聞』やTwitterなどで、この問題や行動の趣旨を語っていく予定だという。
(文=昼間 たかし) 

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