『月がきれい』3話 LINEでは結局肝心なことは聞けないし、返事を待ってると充電が切れる

 LINEってのはとても便利なのだけど、結局、それほど便利ではないと思う。好きな人に送るのはためらってしまうし、相手から来ないともどかしさが募る。肝心なことは聞くことができないし、あげくの果てには電源が落ちてしまう。そのまま疎遠になってしまう人たちもいるかもしれない。

 ところが大会を終えた茜が、小太郎のいる神社までやってきた! これぞまさしく意志の力のなせるわざ。いざというときは、やっぱり女子のほうが大胆なのだ。月あかりの下、無言になったり、風になびく茜の横顔にドキッとしたりしながら、小太郎は「I Love You」を「月がきれい」と訳したのは誰だろうと考えていた。もはや完全に恋に飲み込まれている。

「月、きれい」と言ってイヒヒと笑う茜の顔は、ものすごく美少女というわけではないけど、初めて見せる無防備な表情だった。

「つき……あって」

よく言った、小太郎!

■千夏の動向に注目すべき

 ちょっと気になるのが茜の親友・千夏(演:村川梨衣)の存在だ。天真爛漫で誰からも好かれる千夏だが、茜の前で小太郎のことを屈託なく「ハネテル君」とあだ名で呼び、茜はまったく興味がない平良のことを茜の彼氏に推しつづける。人の気持ちがわかっていないというか、自分に都合よく物事を考えているというか……。良い子だけにコワい。

 なお、オフィシャルサイトの「人物相関図」で、千夏から小太郎に「気になる」の矢印が伸びているのは先週指摘したとおり。千夏のキャラクター紹介を読むと、「人の持っているものを欲しがるところがあり、悪気なく『いいなー、ちょっとちょうだい』ということがよくある」と書いてある……! 

『月がきれい』3話 LINEでは結局肝心なことは聞けないし、返事を待ってると充電が切れるの画像2 『月がきれい』公式サイトより「人物相関図」

 思ったよりずいぶん早く、3話で告白した小太郎だが、このまま茜との恋がうまくいくわけがない。千夏の今後の動向に注目だ。
(文/大山くまお

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