■ダンスシーンはロッキーが海辺を走るイメージ!?
―― ダンスについてお聞きしたいんですが、最初に宮原監督が3DCGでダンス映像を制作されたキッカケは?
宮原 『ONE PIECE』の映画版の短編で『ジャンゴのダンスカーニバル』(『ONE PIECE ねじまき島の冒険』と01年3月3日に同時上映)という作品がありまして。ダンスを中心に据えた作品で、その時初めてモーションキャプチャーを取り入れてみたのですが、それがすごい衝撃だったんです。本当に人の動きをそのままデータに取り込めるぞと。
その当時は、CGキャラクター表現が今ほど進歩してなくて、一旦棒人形に踊らせ、その上から作画でトレスして描いてもらう方法を取ったのですが、それでもやっぱり効果はてきめんなんですよ。すごい可能性があるなと感じていたところに、たまたま『フレッシュプリキュア』のエンディング映像を手伝ってみないかというお話をいただいて。もう面白がって、横から口を出していたらいつの間にかずっと続いていた、という感じですね。
―― ただ、たとえば『プリキュアオールスターズDX 3Dシアター』ではキャラが可愛くウィンクしてみたり、観客を意識している部分がありましたが、『ポッピンQ』はそういうところがあまりないですよね?
宮原 彼女たちは誰かに向けて踊っているのではなく、自分たちが何かを成すために自ら踊っていますから、『ポッピンQ』は。お客さんに向けて、愛想を振りまいてウインクしたりしないし、カメラも意識しない。そのあたりは本当に、彼女たちのパフォーマンスを100%拾っていかなきゃと思います。
―― ダンスサークルなどに所属している女子中学生が、放課後に楽しく踊っているみたいな感じですか?
宮原 そうですね。クライマックスのダンスシーン以外は、本当に部活みたいな光景ですからね、その辺の野原で踊っていたりしますから。逆にその方が何かを一生懸命練習している雰囲気……イメージとしてはロッキーが、海辺で走っているイメージ。
最後のダンスシーンでは、今まで自分が作ってきた華やかなショーステージと違いますから、シーンとして(キャラと背景などを)合成するまで、セットとしてどう見えてくるのか、いまいち自分の中でイメージが構築できなかったですが、CGスタッフがいいアイデアを沢山出してくれたんです。ライブショーではないんだけどそれに相当するようなすごい華やかな舞台を準備してくれたので、僕もびっくりしました。
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監督は謙遜してましたが「アニメ映画大当たりの2016」、ラストを飾るに相応しい1本と思いますよ
新たな“東映まんがまつり”伝説を築く! 東映アニメ渾身の60周年記念作『ポッピンQ』宮原直樹監督インタビュー!!のページです。おたぽるは、インタビュー、アニメ、話題・騒動、プリキュア、電撃文庫、黒星紅白、小澤亜李、インタビュー、井澤詩織、宮原直樹、瀬戸麻沙美、種﨑敦美、黒沢ともよ、プリキュアオールスターズDX 3Dシアター、ポッピンQの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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