―― アイドルアニメが増えましたよね。
宮原 映像的にもすごく成熟してきたじゃないですか。ですからそこよりも前の段階、ストーリーとダンスをいかにつなげるか。どうして踊るようになったのか、踊る時に何を考えているか、踊ることで何が変わるのか――そういうところをしっかりできれば、映画のクライマックスとして、ダンスが今までとはまたちょっと違う持ち上げ方で立つのではないかと考えたんです。
そのようなことを両プロデューサー(松井俊之、金丸裕)と、こういう話はどうだ、ああいう話でどうだと進めて、今の『ポッピンQ』につながっていったという感じです。
―― 実在のアイドルも、アイドルアニメやゲームも流行っていますが、そちらに行かずに『ポッピンQ』の方向にいったのはどうしてだったんでしょう。他誌さんのインタビューなど拝見すると、監督は生身のアイドルがお好きみたいですけど。
宮原 好きです好きです(笑)。ですが映画を制作していく時に、内容盛りだくさんにしたいという欲が出てきたんです。というのも、自分がアニメーターをやっていた時はアクション作品を担当することが多かったので、作画でがっつりとしたアクションもいつかやりたいなと思っていたんです。CGのダンスと2D作画でのアクション――その2つをつなげられるような物語にできれば一石二鳥でいい感じに、幕の内弁当的なお祭り映画になると考えたんです。
―― 可愛いポッピン族がいて、ファンタジー世界で、ダンスシーンもガッと動かすアクションもある。いい感じに東映アニメーション60周年という看板に相応しい作品になりましたけど、その辺は意図してなかったんですね?
宮原 僕は僕のできる、僕自身が面白いなと思うところを集めたら、ああいう形に結果なってしまったというのが正直なところですかね(笑)。
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監督は謙遜してましたが「アニメ映画大当たりの2016」、ラストを飾るに相応しい1本と思いますよ
新たな“東映まんがまつり”伝説を築く! 東映アニメ渾身の60周年記念作『ポッピンQ』宮原直樹監督インタビュー!!のページです。おたぽるは、インタビュー、アニメ、話題・騒動、プリキュア、電撃文庫、黒星紅白、小澤亜李、インタビュー、井澤詩織、宮原直樹、瀬戸麻沙美、種﨑敦美、黒沢ともよ、プリキュアオールスターズDX 3Dシアター、ポッピンQの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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