「編集が漫画ぶち壊してどうすんだよ」「マガジン」編集部の“あおり”で炎上騒ぎに!?

1609_hensyuu.jpg『週刊少年マガジン』公式サイトより。

 現在、まるでクライマックス前かのような怒涛のストーリーを展開している『神さまの言うとおり弐』(作:金城宗幸、画:藤村緋二)。9月28日に発売された「週刊少年マガジン44号」(講談社)でも、息を呑むようなシリアスなストーリーが展開されたのだが、最後のページで編集部がとんでもないやらかしをしてくれたと話題になっている。

『神さまの言うとおり弐』では、現在「神罰ババ抜き」というゲームが行われている。このゲームは、基本は通常のババ抜きのような形式で進められるのだが、カードには「引かれたら死」といった特殊なテキストが書かれたものもまぎれており、そのカードを引かれたプレイヤーは文字通り死んでしまう。

 先週号ではヒロイン・秋元いちかが主人公・高畑瞬を庇って死亡するという「え、ヒロイン死んじゃうのかよ…」「まじか…」と、ファンも言葉を失うほどの衝撃の展開を迎え、ついに今週号ではゲームを取り仕切る人物・かみまろと高畑が「神罰ババ抜き」で一騎打ち。お互いへの想いを全て吐き出す高畑とかみまろ。そしてついにゲームはクライマックスを迎えようとしていた…。

「一体来週はどんな展開になってしまうんだ!?」と、もうドキドキなのだが、最後のページには唐突に“完”の文字が現れた。「え、どういうこと!?」「なにこの打ち切り的展開」と本編よりも衝撃の“リアル展開”に頭は真っ白状態に。だが、実はこれは『マガジン』編集者の“お遊び”だったようで、“あおり”には「は!思わず終わりかと思っちゃいました!T屋思わず“完”するミス!」の言葉が記載されていた。

 もちろん、シリアス展開ぶち壊しのこの寒いノリには「は?なんだこいつ」「編集が漫画ぶち壊してどうすんだよ」と批判が集中。編集・T屋は、先々週号でも、ヒロインが主人公を庇って死ぬ覚悟を決めた感動的な場面でも「担当・T屋です! バッドサプライズ…。女性に涙を流させるときは、喜びのもの以外はご法度ですよ。ハッピーメーカー・T屋からのお願いです!!」と雰囲気ぶち壊しのあおりを入れていた。

 なお、「初彼女獲得秒読み状態です!」「この間一緒に遊んだ女子大生のMさん!見てるー!? 約束通り書いたよー!」といった超私的なあおりを載せ、Yahoo!ニュースに取り上げられたことも。このノリが好きな読者もある程度いるのか、あるいは炎上商法を狙っているのか、詳細は不明だが、さすがに今回は超シリアスな展開の中での“完”はやりすぎだったという声も多いようだ。こうしたノリのあおりは数年前から掲載されているので、編集部的にも容認されているのだろうが、果てして今後も続くだろうのか…。

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