醍醐国連事務総長の“百発百中”シーン誕生秘話とは? 『ゴジラ』撮影裏話を宝田明と水野久美が明かす!

 今、『シン・ゴジラ』で盛り上がる“ゴジラ”。映画の公開を記念して、『ゴジラvsモスラ』でラストバトルの舞台であり、その戦いで破壊された、横浜みなとみらい21のシンボル・横浜ランドマークタワー内にあるランドマークホールで、ゴジラの世界観を体感できる「大ゴジラ特撮王国 YOKOHAMA」が開催されている。

 今回は8月28日に行われた、数多くのゴジラ映画でおなじみの俳優・宝田明と女優・水野久美のスペシャルトークショーの模様をお届けする!

1609_takarada_mizuno_01.jpg水野久美と宝田明。

■“百発百中”の名シーンはこうして生まれた

 トークショーでは、宝田明と水野久美が共演した3作品『怪獣大戦争』(1965年)、『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(1966年)、『ゴジラ FINAL WARS』(2004年)について、撮影の裏話が語られた。

 ハリウッド俳優のニック・アダムスを招いた『怪獣大戦争』では、宝田明が「ハリウッドのスターが来るということで、緊張しましたけど、大体同じくらいの年齢で、若いせいもあって、『明、いい女性を紹介しろ』って言われ、あちこち連れて行きました。とにかくナイスガイでしたよ」と、ニックの素顔を紹介。特に印象的だったのは、「そのころ、ミュージカルをやっていて、コール・ポーターの『キス・ミー・ケイト』(1966年)の準備に入ると話したら、彼が撮影を終えて帰国して10日くらい後に、あの当時、我々が手に入らなかったボーカルスコアを『絶対に成功してくれ、グッドラック』とメッセージを書いて送ってくれました」と、ニックとのエピソードを明かした。

 一方で、地球を滅ぼすために地球人を誘惑する「X星人」・波川を演じた水野は、劇中ではニック演じる科学者のグレンを好きになるという設定だったが、実際では逆にニックから猛アタックをされていたという。ニックは妻子を連れて来日していたにもかかわらず、「かなりすごかったですよ。毎日、毎晩電話が来ました。外国の方って、“この人”と思ったら、ものをくださるでしょ。それで、エリザベスアーデンとか、ブランドものの化粧品を送ってくださるの」と水野。ちなみに、水野は『怪獣大戦争』の前に、『フランケンシュタイン対地底怪獣』(1965年)でもニックと共演をしている。

「だから、私もお家にご招待して、お食事を作ってあげたりと、いろいろやったのが、ちょっといけなかったのかなと思います。でも、そのときフィアンセがおりましたので、ちゃんとはっきり言ったんですよ。『私には婚約者がいるから、あなたとはいいお友だちでいましょうね』って。もうそれでわかったみたいでしたよ。でも、そこまではいいんですよ。(撮影中に一旦帰国して、)その次にいらしたとき、ニックさんは違う女優さんにアタックされたんです!」(水野)

――そんな好色だったニックのことを、宝田はアメリカでインタビューを受けるとき、「horny」(あのスケベ野郎)と呼んでいるそうだ。

醍醐国連事務総長の“百発百中”シーン誕生秘話とは? 『ゴジラ』撮影裏話を宝田明と水野久美が明かす!のページです。おたぽるは、映画特撮その他の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!