明日で最終日を迎える世界最大級のアイドルイベント『TOKYO IDOL FESTIVAL 2016』(以下、TIF)の初出演グループから、自信を持ってオススメするアイドル5組を5日間連続で紹介する特別企画。第5回目は、8月7日(日)にFESTIVAL STAGE(13:54~14:06)とSKY STAGE(16:15~16:30)に出演するHauptharmonieが登場!
【第1回】強がりセンセーション(記事はこちら)
【第2回】ノンシュガー(記事はこちら)
【第3回】フィロソフィーのダンス(記事はこちら)
【第4回】全力少女R(記事はこちら)
多彩なジャンルを飲み込んだメロディアスな楽曲と、大人しそうなルックスからは想像もつかないエモーショナルな歌とダンスで我が道を行くHauptharmonie(ハウプトハルモニー)。今年2月に倉木七海、茅ヶ崎りこ、芹奈莉温の新メンバー3名を迎えたばかりだが、7月に開催した2ndワンマンライブでは、腕利きのバックバンドを従えてエネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げ、半年足らずの新体制とは思えないほどのチームワークを見せつけた。そんな彼女たちの素顔に迫りながら、TIFへの意気込みを語ってもらいました!
■アイドルオタクからアイドルの道へ!
――それぞれアイドルを目指したキッカケから教えてください。まずは寺田さんから。
寺田 小さい頃から歌うのと踊るのが大好きで、3歳ぐらいから『おかあさんといっしょ』を観ながら一人で踊ってたらしいんですよ。その影響で昔から音楽が好きで。あと人と話すのも好きだったんですよ。それが一度にできるアイドルって職業は私にとって最高なんじゃないかと。
――どうしてハウプトのオーディションを受けようと思ったんですか?
寺田 その前に違う事務所のオーディションがあって。生まれて初めてのオーディションだったんですけど、いきなりAKBさんとか行くよりは、とりあえず落ちても良いから受かりそうなところと思っていて(笑)。それで合格して3カ月ほど歌とダンスと演技のレッスンを受けて、ハウプトのオーディションの話があったので受けました。
――寺田さんと同じく初期メンバーの相沢さんがアイドルを目指したキッカケは?
相沢 昔から歌番組が好きで、小さい頃からテレビに出たいって思っていたんです。AKBさんが流行り出した頃にアイドルも好きになって、よく家でAKBさんの歌や振り真似をやっていました。アイドルになったキッカケは秋葉原で声をかけられて、最初はライブ活動みたいなことをしていたんですけど、そこから(寺田)珠乃と同じ事務所に入って、ハウプトのオーディションを受けました。
――ハウプトの曲は、いわゆるアイドル曲とは一線を画していますが、最初はどんな感想を持ちましたか?
相沢 歌ってみたら難しかったですね。いざ自分が歌おうと思うと、今までになかった音程やリズムで「あれ~?」みたいな。困惑というか。私はリズム感がなくて、そこは今でも苦労しています。
――倉木さんは、いつ頃からアイドルに興味を持ったんですか?
倉木 やっぱりAKBさんが流行り出した頃で小学生ぐらいかな。当時はミニモニ。さんがめっちゃ好きで、よく聴いてました。それで中3の時に初めて9nineさんのライブに行ってから本格的にハマり始めました。
――今回のタイミングでハウプトのオーディションに応募した理由は何だったんですか?
倉木 メイドをやっていて、歌ったり踊ったりもするお店だったんですけど、私のやりたいことはここじゃないなと思って応募しました。アイドルのオーディションをネットで調べて見つけたのがハウプトで、まずコンセプトに惹かれて、それを見たらほかのオーディションは目に入らなくなりました。ウィキで調べて、動画を観て、メンバーのTwitterなどもチェックして、「ここやぁ!」と思ったんです(笑)。
――レッスンを受けてみていかがでしたか?
倉木 初日は皆、ずーんと暗かったから、どうしようかな~って思いました(笑)。
寺田 もともとウチにはコミュ力のある子がいなかったんですけど、七海は出会った頃から明るかったので、そのギャップがすごかったのかもしれないですね。
――じゃあ最初の頃はハウプトで自分を殺して(笑)。
倉木 落ち着いていこうと思いました(笑)。レッスンに関しては、もともと中学生の時にダンスは習っていたんですけど、まったくやることが違っていて。私の習っていたダンスは動きがカチッ! カチッ! って感じだったんですけど、ハウプトのダンスは滑らかというか。ジャズっぽくて、キレイに回るのが難しくて。どうしても硬い感じの動きになってしまうな~って、そこは今も頑張って修正しています。
――茅ヶ崎さんも、もともとアイドルが好きだったんですか?
茅ヶ崎 さかのぼったら小3ぐらいから好きだったんですけど、現場に行き出したのは中学生になってから。でも、たまにしか行ってなかったです。
――アイドル現場は怖くなかったですか?
茅ヶ崎 最初に観た現場は通りすがりで、アキバの何とかホールみたなところでももクロさんがやっていて。いっぱいオタクがいたんですけど、あんまり抵抗はなかったですね。
――どのアイドル現場に行くことが多かったんですか?
茅ヶ崎 ゆるめるモ!さん、バンもん(バンドじゃないもん!)さんが多かったですね。最近はPassCodeさんも好きです。
――茅ヶ崎さんも募集サイトでオーディションを見つけたんですか?
茅ヶ崎 違います。あーりーさん(プロデューサー)と共通の知り合いがいて、そのお友達に、ずっと「ハウプトハルモニー気にならない?」って言われていて。そのお友達にアイドルになりたいって言ってたら、「ちょうど募集してるから」って、すごく勧めてきて(笑)。
――ハウプトのライブを観たことはあったんですか?
茅ヶ崎 ほぼなかったんですけど、そんなに私の好きな感じじゃなくて。だけど本格的にあーりーさんとお話して、いただいたCDを家で聴いたら、聴くほど味が出てきて。さらに動画を観たらいいなと感じて、入ろうと思いました。
――歌とダンスの経験はあったんですか?
茅ヶ崎 まったくなかったです。私は最初から歌とダンスが一番下手で、特にダンスは経験もないから、どうやって上手くなるかもわからなくて。本当に最初は浮いてました。でも最近は上手くなったってぴっちゃん(相沢)にも言われるし、オタクにも言われます。
――芹奈さんのアイドル遍歴はいかがですか。
芹奈 ももクロさんがすごい好きで、小学4年生の時に初めてお父さんに西武ドームのライブに連れて行ってもらったんです。そこで、すごい衝撃を受けて。なんで、こんなに大人たちが騒いでるんだ! 楽しい! って思って。
――ももクロじゃなくモノノフに衝撃を受けたんですね(笑)。
芹奈 そこからアイドルをいろいろ調べるようになって、小学生の頃はモーニング娘。さんにハマって、どんどんほかのアイドルさんも好きになりました。さらに地下アイドルも観るようになって、私もゆるめるモ!さんが好きでライブにも行ってたんです。
――観る側から、アイドルになろうと思ったきっかけは何だったんですか?
芹奈 小学校の頃から興味はあったんですけど、なり方も分からないし、アイドルは幼稚園ぐらいから歌唱力を鍛えられているような子たちだけがなるものだと思っていました。でも何となく地下アイドルの世界も知り出して、もう卒業しちゃったハウプトのメンバーのTwitterを見て「なんて可愛い子なんだ!」と興味を持って調べ出したんです。それで興味を持ち始めたら、たまたま、(茅ヶ崎)りこが相互フォロワーだったんですよ。
――会ったことはあったんですか?
芹奈 現場で会ったら手を振るぐらいですかね。お互いに人見知りで、ぎこちない感じで、友人ではなく顔見知り(笑)。それで、りこに「どこのアイドルグループに入るの?」って訊いたら、「ハウプト」って言うんですよ。それで「あの可愛い人がいるグループだ。私もやってみちゃおうかな~」と思って応募しました(笑)。
――歌とダンスの経験はあったんですか?
芹奈 ダンスは部活でちょっとだけやってたんですけど、ほとんど未経験ですね。歌も鬼音痴なので、今もどうしよう~って感じです。歌って難しいんだな、カラオケとは違うなって改めて思いました。
■リーダーは、生きている間ずっと集中しているぐらいの集中力がある!
――ここでメンバーの他己紹介を行いたいんですが、まずは芹奈さんについて。
相沢 しっかり者なんですけど無邪気で、そのギャップがいいです。
倉木 一番年下やけど、食べるものが一番渋いというか。するめいかとか、おつまみ的なものが好きだよね。そこもギャップがある。
寺田 すごくしっかりしているんですけど、やっぱり中学生らしさがあって。ちゃんと敬語が使えているなって感心していたら、好きなことを語る時はしゃべりっぱなしで、そういうところに無邪気さを感じてホッとします。
茅ヶ崎 人見知りなんで、仲良くなったオタクとは楽しそうにしゃべっているんですけど、初見のオタクだと声が小さくなって人見知りしちゃうんですよ。
芹奈 鬼人見知りなので(笑)。ライブやイベントに通って打ち解けてください!
――続いて茅ヶ崎さんについて。
寺田 すごく不思議ちゃんな部分が多いのに、意外としっかりしていて。最初はあまり意見を言わずに「あ、わかりました」って感じで、いわゆる皆に合わせるタイプだったんです。でも最近は自分の意見を言ってくれるようになって、かなり助かってますね。
相沢 日々、思考回路がぶっ飛んでます。ステージでも予測不可能な行動をするんですよ。
寺田 いきなり、その場のテンションで曲中に転がり出したこともあったよね。
倉木 「面白いこと思いついた!」ってどこかに行ったと思ったら霧吹きを買ってきて、曲の途中でオタクに向かってかけ始めたこともあった(笑)。
――メンバーの中では最も付き合いの長い、芹奈さんも昔から茅ヶ崎さんはぶっ飛んでるイメージですか?
芹奈 Twitterの内容からして「こいつヤベーな」って感じでした(笑)。でも初めて会った時は優しく声をかけてくれたよね。
茅ヶ崎 それは猫を被ってたからだよ(笑)。
芹奈 だそうです(笑)。
――次に倉本さんについて。
寺田 七海は最初から明るくて、今までハウプトは暗かったんですけど、それを一気に変えてくれましたね。七海がいたら笑顔になるって感じ。いつも笑っていて、ずっと喋っています。
相沢 ただ関西人なのに面白くないんですよ(笑)。それを私がいじると面白いから、つまりは面白いんですよね。
茅ヶ崎 人懐っこくて、誰からも好印象を持たれやすいよね。
芹奈 あと24時間、甘えん坊で、ふと目が合うと子犬のような目で見つめてくるんですよ。
茅ヶ崎 いつもベッタリってわけじゃなくて、気付いたらくっついてくるんです。
――まさしく子犬じゃないですか(笑)。
寺田 犬とかウサギとか猫とか、いろんな要素の含まれている動物系女子ですね。
倉木 メンバー皆のことが好きだから甘えたくなるし、相手にしてほしいんです。
――続いて相沢さんについて。
茅ヶ崎 ストイック。
倉木 どんなに忙しい時でも自主練で完璧にしてくる。
茅ヶ崎 ちゃんと歌を完成させてくるよね。
寺田 アドリブが苦手なタイプだと思うんですけど、だからこそ、ちゃんと作りこんでステージで魅せるんですよね。
――自分でも意識的に努力しているんですか?
相沢 人一倍、歌でもダンスでも覚えるのが遅いので、その分、やらないと足を引っ張っちゃうのでやってこなきゃという意識もあります。
芹奈 でも仕事以外は天然(笑)。
茅ヶ崎 変なことで笑い出すよね。
芹奈 笑いのツボが浅いし、人と違うし、「今?」ってところで笑ってる。
倉木 何でも「面白~い」って真顔で言うんですよ。
――最後に寺田さんについて。
芹奈 我らがリーダーは、生きている間ずっと集中しているぐらいの集中力があるんです。常に頭を働かせて、どうしたらグループが良くなるかを考えています。
茅ヶ崎 対応能力が優れている。皆あわあわしちゃうタイプだから、咄嗟に動けるのはハウプトで唯一かもしれない。
相沢 いつも周りを見てるよね。
芹奈 すごく頭がいいし、運動神経もあるし、生まれてきてすごい! って感じ。
――えらく誉めますね(笑)。
寺田 ありがたいことです(笑)。
■どのアイドルさんよりも絶対にウチが一番熱い自信がある!
――ここからはTIFについての質問をしていきます。寺田さんと相沢さんは去年、TIFを見学したそうですけど、どんな感想を持ちましたか?
相沢 とにかくすごい人が多いな~って(笑)。あと物凄く暑かったんですけど、それを上回る盛り上がりでした。
寺田 対バンしたことのあるアイドルさんもが何組もTIFに出ていたから羨ましいって思いました。1年目のグループなのに、そんな簡単にポンポン出演が決まるもんじゃないんだなと痛感しました。
――今年のTIF出演決定は、どんな感じで報告があったんですか?
寺田 LINEでポンと「TIF決まったで~」って。
芹奈 それにメンバーが「イエー!」とかスタンプを返して(笑)。
――話せる範囲で、どんなセトリを予定していますか?
倉木 ライブの定番曲から、盛り上がる曲、騒げる曲、キャッチーな曲とハウプトらしく幅広い曲を披露すると思います。
茅ヶ崎 TIFで初めてハウプトを見る人が多いから、万人受けするセトリになっています。特に「パラレルワープ」はポップでメロディーが耳に残るので、初めて聴く人も受け入れられやすい曲です。
寺田 「パラレルワープ」はサビの部分で、皆で一緒にできる振りもあるので注目です。あと「Kidnapper Blues~人攫いの憂鬱~」は踊れる曲なので、お客さんと一緒に盛り上がりたいです。
――最後に一人ずつ意気込みをお願いします。
芹奈 たくさん人が来る大きなイベントなので、いろんな人の気を惹きます!
茅ヶ崎 私は一言しか思いつかないんですけど、「てっぺん獲る!」って感じ(笑)。自分たちがてっぺんと思えばてっぺんだから、自分で納得いくようにやります。
倉木 別の界隈のオタクも含めて、観てくれた人は全部獲る勢いで頑張ります。
相沢 ずっと出たかったイベントなので、ハウプトハルモニーをアピールしていきたいです!
寺田 どのアイドルさんよりも絶対にウチが一番熱い自信があるので、観てくだされば好きになってもらえるはずです!
(取材・文=猪口貴裕/写真=石川真魚)
・Hauptharmonieオフィシャルサイト
http://hauptharmonieidol.wixsite.com/hauptharmonie
「観てくれた人は全部獲る!」「自分たちがてっぺんと思えばてっぺん」! “初TIF”に挑むHauptharmonieに迫る!のページです。おたぽるは、インタビュー、アイドル、アイドル&声優、地下アイドル、TIF、インタビュー、TOKYO IDOL FESTIVAL、Hauptharmonieの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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