ありがとう『たまゆら』、フォーエバー『たまゆら』……6年間の展開に幕を閉じたアニメ『たまゆら』シリーズ完結記念・田坂秀将PDインタビュー!

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『hitotose』キービジュアル。

―― ファンの反応というと、頻繁に上映会やイベントを開催していましたよね。

田坂 それは最初から戦略的に考えていた部分です。キャスト陣に竹達(彩奈/沢渡楓役)さん、阿澄(佳奈/塙かおる役)さん、井口(裕香/岡崎のりえ役)さん、儀武(ゆう子/桜田麻音役)さんと、ラジオ巧者、トークが達者な人が揃っていますが、これはある程度、意識して集めた部分もあります。『うみものがたり』のときも阿澄さんや儀武さんとはラジオをご一緒させていただいて、彼女たちの“伝える力”を知っていましたから、ラジオとイベントを一つのベースとして『たまゆら』を伝えていくことができたら、と考えました。佐藤監督もお話が上手な方ですから、イベントなどへ登壇して、思いを伝えていくといただける。我々の思いを伝えるために、ラジオとイベントを中心に据え、そこに竹原市やカメラという特徴をしっかり入れたうえで、展開していければと思っていました。

 加えて弊社は映画会社ですから、劇場でのイベントと、作品と寄り添う形で竹原でのイベントは、特にしっかりやっていこうと考えていました。とにかく一緒に体験してほしいと思っていたんです。例えば竹原市に行けば『たまゆら』の世界を身近に感じられるわけですし、トークイベントに参加してもらえれば、監督やキャストの思いや考えを知ることもできるし、劇場で一緒の時間を過ごすということ自体が楽しいとか、色んなことを感じ取ってもらえるのではないかなと思いましたが、それはある程度成功したと感じています。

―― 儀武さんは『うみものがたり』から、佐藤監督とはいいコンビになっていましたよね(笑)。

田坂 そうですね(笑)。

―― なぜか監督やスタッフ陣が、儀武さんの沖縄のご実家へ行ったなんてエピソードもありましたよね?

田坂 『hitotose』が始まる前ですね、泊めていただいたわけではなく、少し立ち寄っただけですけど(笑)。儀部さんが帰郷されようとしていたことがあって、じゃ一緒に行って、沖縄のアニメイトさんでイベントをやろうとなりまして。その際に儀武さんをご実家までお送りしたあと、寄らせてもらったんです。麻音の実家の柱に彼女の夢を描いた落書きが出ていましたが、あれは実は、儀武さんのご実家の柱にあった落書きからヒントをもらったものだったりします。

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