――レコーディング時のエピソードを聞かせてください。
ChouCho 今回の曲はビートが効いているんですよ。今までのシングルで歌ってきた8ビートの曲とは音とリズムの取り方が全く違っていたんです。ビート感をうまく表現するために、メリハリを出してビートを意識して歌うことに挑戦しました。普段は歌詞の感情について……例えば「悲しげ」「明るめ」のようなものを意識するのですが、この曲に限っては「ここのビートで強く」みたいにメリハリを出しているんです。そしてこの曲ってすごくおしゃれだなぁと思います。イントロのピアノフレーズも印象的だし、2番からのベースラインも凝っていて。2番から最後まで間奏もなく、どんどん盛り上がっていく曲なんですよ。
――初の4つ打ちに挑戦した感想はいかがでしたか?
ChouCho 今までバンドサウンドっぽいものが多かったんですけど、今回こうやってタイトなリズムの楽曲に挑戦してみて「意外と好きなんだな」ってことに気がつきました。Aメロ部分はクールで抑えめな感じで歌って、でもサビではビートを効かせて、メリハリをつけて歌うというのは新鮮で楽しかったですね。こういう曲は、また歌ってみたいです。
■今回みたいに歌ったことがない歌に挑戦したい!
――原作を読んでアニソンを作ることは難しくないですか?
ChouCho 私はテーマがあるほうが作りやすいかな、と思っています。原作がヒントになってくれる……という感じでしょうか。難しさよりも楽しさが上回っていますね。自分にはないフレーズやワードが使えるので楽しいですよ。今回も原作と楽曲の印象で歌詞を書いています。
――そして今回はカップリング曲の「Tomorrow is another day」も作詞を担当されていますね。
ChouCho この曲は『ハルチカ』のOPを担当されているfhánaの佐藤純一さんに作曲をしていただきました。この曲を聞いた時に、すごく温かい空気感を感じたんですよ。“ふんわりした丸みのある曲”という印象だったので、心の内面が持つ温かさ、人と心の距離というような空気感を歌詞で表現したいなと思ったんです。実は以前から、サビの「~大切なものは いつの間にか近すぎて見えなくなる~」というような意味合いの歌詞を書きたいと思っていたんですよ。今回のこの楽曲なら、考えていた歌詞が合うんじゃないかなと思って書き進めていきました。こちらも、今までとはちょっと違う雰囲気の楽曲になっています。歌っていても聞いていても、ほんわか心が温かくなるような優しい、でもR&Bっぽいリズムになっているので、日常に寄り添えるような曲なんじゃないかな。家で聞きながら鼻歌混じりで一緒に歌ってくれたらうれしいですね。
TVアニメ『ハルチカ~ハルタとチカは青春する~』ED曲「空想トライアングル」で新境地を切り開いたChouChoインタビューのページです。おたぽるは、インタビュー、アイドル、アニメ、アイドル&声優、アニソン、ガルパン、ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜、インタビュー、ハルチカ、ChouCho、piece of youth、優しさの理由、氷菓、空想トライアングルの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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