メンバーの卒業・加入が相次いだハロプロは2016年どうなるのか!? 今年注目のハロプロメンバーをピックアップ!

 何より衝撃的だったのが、11年の加入以来、グループでセンターを張ってきたモーニング娘。’15の鞘師里保が、10月29日に2カ月後の大みそかで卒業すると発表したことだ。前年に道重さゆみの卒業があってグループの体制が完全に整っていない中での青天の霹靂ともいうべき発表だっただけに、ハロプロ周辺だけではなくアイドル界全体に衝撃が走った。前述のハロプロ新春コンサートで13期メンバーオーディションが開催されるとの発表もあったが、決定的センター不在のまま16年を迎えたモーニング娘。’16の先行きには不安も大きい。

 今や王者の風格すら漂う℃-ute、精力的なライブ活動で飛躍的な成長を遂げたJuice=Juiceと、不動のメンバーで活躍したグループもいるが、その一方で新陳代謝の促進によってマンネリ化に陥ることなく、新風を吹き込むのがハロプロの醍醐味ともいえる。その象徴がモーニング娘。であり、逆風を乗り越えてチャンスに変えてきたからこそ長きに渡ってアイドルの最前線にい続けられるのだ。

■今年の注目はいぶし銀な魅力を持ったあの3人!
 元日放送の『爆笑ヒットパレード2016』(フジテレビ系)で、ハロプロ好きで知られるフットボールアワーの岩尾望が今年ブレイクしそうなアイドルとしてアンジュルムの上國料萌衣、Juice=Juiceの宮本佳林、カントリー・ガールズの船木結の3人を紹介したが、それに倣って本稿では2016年のハロプロでキーパーソンとなるであろう3人をピックアップ。岩尾氏のお勧めはセンターとしての輝きを放つ3人だったが、ここではいぶし銀な魅力を持った3人をセレクトした。

1601_halopro_03.jpgハロー!プロジェクト公式サイトより。

■“成長が著しい”中西香菜(アンジュルム)
 まずはアンジュルムの中西香菜。2期メンバーとして11年8月14日に前身であるスマイレージに加入した中西は、ハロプロエッグ(現・ハロプロ研修生)出身の勝田里奈と竹内朱莉、ミュージカル経験がある田村芽実と、歌とダンスの経験が豊富な同期にあって唯一、芸歴のないズブの素人だった。そのため、加入当時はほかのメンバーに比べてパフォーマンス力の低さが際立ち、ライブで足を引っ張る姿も目立った。

 しかし、持ち前の人懐っこい性格でメンバーはもちろん、ハロプロの先輩たちからも愛され、大阪出身ながらもほんわかした関西訛りはハロプロきっての癒しキャラとして独自の存在感を獲得。13年には「ヤッタルチャン」「ええか!?」と中西の関西弁にスポットを当てた楽曲が立て続けにリリースされたことからも、作詞作曲を担当したつんく♂の期待の高さがうかがえる。そもそも、つんく♂が中西をメンバーに選んだのは、未知数の「伸びしろ」を期待したから。その期待に応えるように中西は努力を重ね、着実にパフォーマンス力を磨き上げていった。福田花音卒業の日本武道館コンサートで、筆者が個人的に目を見張ったのが中西の成長だった。歌声は声量が増した上に清らかに響き、ダンスはしなやかさと力強さを兼ね備えてスレンダーなプロポーションが美しく躍動。まさに“大器晩成”ともいうべき、4年前からは想像もつかないほど堂々たるステージングで福田の卒業に華を添えた。

 この日、竹内朱莉と共にアンジュルムのサブリーダーに就任したが、まさに適任であろう。3期メンバー3名は、いずれもハロプロ研修生出身。室田瑞希は研修生歴2年半、佐々木莉佳子は研修生歴1年半だが加入前から地方アイドルとして活躍、それに対して相川茉穂は研修生歴半年足らずだった。そのため相川はパフォーマンス面でほかの2人についていけず、控えめな性格もあってグループ内で自分を出すこともままならなかった。そんな時に自分と同じ境遇だったということで優しく声をかけてくれたのが中西で、大いに助けられたという。よって、たった一人の4期メンバーとなった上國料萌衣に対しても、必ずや中西は精神的支柱となるはずだ。望むらくはグループ唯一の関西人であることを活かしてトーク力に磨きをかけ、MC面で福田花音の後を継いでほしいところ。

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